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scienceに関するkagioo2umaのブックマーク (656)

  • 【重要更新】観測史上最も遠い天体「CEERS 93316」をジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡が観測!

    【編集部追記:2023年9月6日】記事で「観測史上1位の遠い天体」として述べている「CEERS 93316」は、その後の研究で赤方偏移z=4.912に下方修正され、観測史上最遠の天体ではなくなりました。以下の内容は記事が掲載された2022年8月時点での最新の成果にもとづいて執筆されていることをご了承下さい。 アメリカ航空宇宙局 (NASA) を中心に開発され、2021年12月に打ち上げられた「ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡」は、2022年7月11日から13日にかけて、初めてのフルスペック画像を公開して話題となりました。 一方、それらの画像とは別に、具体的な科学的成果も早速発表されています。そのペースはとても早く、2022年7月19日には極めて遠方の天体である「GLASS-z13」と「GLASS-z11」の発見が報告されていますが、これらの天体はわずか十数時間の露光時間で撮影されたデータに

    【重要更新】観測史上最も遠い天体「CEERS 93316」をジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡が観測!
  • 斬新なアイデアをシャワー中にひらめくのはなぜか、進む研究

    シャワーを浴びているときに、画期的なアイデアが浮かんだことはないだろうか。 (PHOTOGRAPH BY ELIZABETH CECIL, THE NEW YORK TIMES VIA REDUX) シャワーを浴びているときや愛犬との散歩中に、ずっと悩んでいた問題の解決策や妙案が浮かんだことはないだろうか。 実際、問題に四六時中取り組んだり、発想を必死に求めたりするよりも、あまり頭を使わずにできる日々の雑事をこなしているときの方が、創造的なひらめきを得られやすいことが、ここ15年の研究でわかってきた。 「予期せぬときに斬新な新しいアイデアが生まれると人々はいつも驚きます。私たちの文化には、そのような成果は懸命に取り組んではじめて得られるものだ、という通念があるからです」とカナダ、ブリティッシュ・コロンビア大学の認知神経学者カリーナ・クリストフ氏は話す。 受動的な活動の最中に妙案が生まれるの

    斬新なアイデアをシャワー中にひらめくのはなぜか、進む研究
    kagioo2uma
    kagioo2uma 2022/08/16
    つまり仕事中にシャワー浴びに行ってもいいということだな?
  • コロナは感染回数が多いほど死亡率上昇、後遺症にもなりやすい

    新型コロナウイルスのオミクロン株の研究中に個人用防護服を調整する、オーストラリアのシドニーにあるセントビンセント病院応用医学研究センターのウイルス学者(2021年12月8日撮影)。オミクロン株のBA.4とBA.5系統は、依然として再感染を起こす主要な原因となっている。(PHOTOGRAPH BY KATE GERAGHTY, THE SYDNEY MORNING HERALD/GETTY IMAGES) 新型コロナウイルスの変異株のなかでも感染力の強いオミクロン株の出現により、再感染率が上昇している。米国では3度目、4度目の感染をする人さえいる。また、オミクロン株の亜系統はこれまでに獲得された免疫を回避する能力が高いことも研究で判明している。(参考記事:「オミクロン株のBA.4とBA.5系統が米国で急拡大、気になる特徴とは」) こうした疫学データは新型コロナが何度も再感染しうることを示して

    コロナは感染回数が多いほど死亡率上昇、後遺症にもなりやすい
  • 中央大学、Zホールディングス、DNPら6機関がサイバーセキュリティ人材育成に向けた産学官連携を発表 

    中央大学、Zホールディングス、DNPら6機関がサイバーセキュリティ人材育成に向けた産学官連携を発表 
  • カメムシ注意報、今年すでに24都道府県で発令 大量発生のワケ | 毎日新聞

    リンゴの汁を吸うカメムシ。被害を受けた果実は表面が変色してデコボコになり商品価値がなくなる=山口県農林総合技術センター提供 カメムシは1年おきに発生数が増えたり減ったりする傾向があるという。今年は数が多い「表年」。加えて記録的な早さの梅雨明けも影響し、地域によっては過去10年で最も増えている。稲や果物への被害も懸念されるため、これまでに24都道府県が農家向けの「カメムシ注意報」を発表した。強烈な臭いを発し、家の中にまで入り込む厄介者のカメムシ。その知られざる発生メカニズムと習性とは。 農作物を荒らすカメムシは数十種類が知られ、ストロー状の口で養分を吸う。稲に付く「斑点米カメムシ」と、ナシやモモ、リンゴ、ミカンなどの果実全般に付く「果樹カメムシ」に大別され、注意報も別々に出される。このうち、隔年で発生量が増減するのは果樹カメムシの方だ。

    カメムシ注意報、今年すでに24都道府県で発令 大量発生のワケ | 毎日新聞
    kagioo2uma
    kagioo2uma 2022/08/01
    一刻も早く絶滅させなくては…
  • 中米の科学者、恐竜が大量絶滅から生き延びた理由を解明

    【7月15日 Xinhua News】中国と米国の科学者による最新の研究で、恐竜が「地球の覇者」として台頭した謎が「羽毛」に隠されている可能性があることが明らかになった。生まれつき羽毛を持っていたことで、2億年前に多くの種を絶滅させた地球規模の大寒波を恐竜が生き延び、ジュラ紀の覇者にいち早く上り詰めることにつながったとみられる。 約2億年前の三畳紀末に起きた生物の大量絶滅は、地球の歴史における5回の生物大量絶滅の一つとされる。当時、地球では火山活動が頻発し、その後、数年から数十年で地球の表面温度は急激に低下。厳しい寒さに適応できなかった多くの生物が急速に姿を消した。 研究チームは今回、新疆ウイグル自治区(Xinjiang Uighur Autonomous Region)のジュンガル盆地での野外調査中に、保存状態の良好な恐竜の足跡の化石を発見した。同盆地の2億年前の緯度は北緯約71度で、当

    中米の科学者、恐竜が大量絶滅から生き延びた理由を解明
  • イギリスで猛暑警戒、非常事態を宣言 週明けに40度の恐れ - BBCニュース

    イギリス政府は15日、高温予想のため非常事態を宣言した。イギリス気象庁の予報で、18日と19日にロンドンやマンチェスターなどで、40度に達する恐れがあるため。 英気象庁は、「イギリス国内で摂氏40度の予報を出すのは初めて」だと説明。人命に危険が及ぶ恐れがあるとして、通常の活動を変更する必要があるとしている。気象庁のグレアム・マッジ報道官は、「非常に危険な事態になり得る」として、ロンドンとヨークシャーなどを結ぶ幹線道路A1沿いに、気温が40度に達する確率は50%だと述べた。

    イギリスで猛暑警戒、非常事態を宣言 週明けに40度の恐れ - BBCニュース
  • うそ……こんなに効率悪かったの? 「QWERTY」配列のダメさを浮き彫りにした調査結果/日英両対応の独自考案配列「Tomisuke」に注目【やじうまの杜】

    うそ……こんなに効率悪かったの? 「QWERTY」配列のダメさを浮き彫りにした調査結果/日英両対応の独自考案配列「Tomisuke」に注目【やじうまの杜】
    kagioo2uma
    kagioo2uma 2022/07/15
    今まで疑問に思わなかったけど、他に効率のいい配列があるなら試す価値はありそう。
  • 天の川のコラボレーションも、絶景「秩父雲海」を楽しむ

    もう5年ほど前になるだろうか、SNS上に美しい写真が流れてきた。まるで宝石が散りばめられているような色とりどりの光に満ち溢れた不思議な光景だった。これこそ、今回ご紹介する「秩父雲海」である。埼玉県西部に位置し、四方を山に囲まれた秩父盆地に出現する雲海のことだ。 そもそも雲海とは、山や飛行機などから見下ろした時に、一面に広がる海のように見える雲のこと。古くから親しまれている自然現象で、たとえば浮世絵師の葛飾北斎は「富嶽三十六景」の中でも雲海を度々描いている。私も長野県の浅間山で見たことがあるが、分厚い雲でできた真っ白な雲海が眼下に広がる荘厳さに心を奪われた。 日には雲海が発生する有名な場所がいくつもある。たとえば兵庫県の竹田城跡は、山頂の石垣が雲海にぽっかりと浮かぶように見える様子から「天空の城」「日のマチュピチュ」と呼ばれ、話題になったのも記憶に新しい。愛媛県の石鎚山では、雲海が滝のよ

    天の川のコラボレーションも、絶景「秩父雲海」を楽しむ
  • ウェッブ望遠鏡の新画像公開 天文学の新時代開く

    ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡が撮影した一連の画像。米航空宇宙局(NASA)提供(2022年7月12日公開)。(c)Handout / ESA/Webb / AFP 【7月13日 AFP】米航空宇宙局(NASA)は12日、ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡(James Webb Space Telescope)が撮影した一連の画像を公開した。「宇宙の崖」や、ダンスのように接近を繰り返す五つ子銀河など、はるか遠方にある天体がこれまでにない高精度で捉えられており、天文学は新時代を迎えた。 NASAのビル・ネルソン(Bill Nelson)長官は「画像の一枚一枚に新たな発見がある」と説明。「それぞれの画像が、今まで見たことのない宇宙の景色を人類に見せてくれる」と述べた。 NASAはこれに先立つ11日、130億年前の宇宙初期の姿をこれまでで最も鮮明に捉えたウェッブ望遠鏡撮影の画像を公開していた。 12

    ウェッブ望遠鏡の新画像公開 天文学の新時代開く
  • HD1 - Wikipedia

    HD1は、ろくぶんぎ座[注 1]の方向にある銀河候補天体である。2022年4月時点で、観測可能な宇宙において地球から最も遠い距離に位置している可能性がある既知の天体として知られている[3][4]。 発見[編集] 2022年4月8日、東京大学の播金優一らなどによる国際研究グループのこれまでで最も赤方偏移が大きい銀河候補天体を発見したとする研究結果がアストロフィジカルジャーナルに掲載された[3]。研究グループは、これまでにすばる望遠鏡やVISTA望遠鏡、スピッツァー宇宙望遠鏡などによって得られていた利用可能な合計1,200時間以上に及ぶ観測データに写る70万個以上の天体の中からこの銀河候補天体を発見し、この天体を「HD1」と命名した[1]。また、この研究にて、HD1と同等に地球から離れている可能性がある候補天体としてくじら座[注 1]の方向にある「HD2」と「HD3」という2つの天体も報告して

    HD1 - Wikipedia
    kagioo2uma
    kagioo2uma 2022/07/11
    な(略) >334億光年
  • 観測史上“最も遠い”銀河候補を発見 135億光年先の天体を観測か

    東京大学宇宙線研究所などの国際研究チームは4月7日、135億光年先の宇宙に存在する銀河の候補「HD1」を発見したと発表した。これまでに見つかっていた最遠方の銀河は134億光年先にあったが、HD1はそれよりも1億光年遠く、1億年古い特徴を持つという。 研究チームは、すばる望遠鏡など4種類の地上望遠鏡による、合計1200時間以上の観測によって得た70万個以上の天体データを分析し、HD1を発見した。 実際にHD1を発見した播金優一助教は「銀河の探索条件を変えながら何度も画像データを調べ上げて、数カ月かけてやっとHD1に出会うことができた。HD1の色は赤く、135億年前の銀河の予想される特徴と驚くほどよく一致しており、見つけた時には少し鳥肌が立った」とコメントしている。 HD1のような明るい天体がビッグバン後わずか3億年の宇宙に既に存在することは、これまでの銀河形成モデルでは予言されていなかったと

    観測史上“最も遠い”銀河候補を発見 135億光年先の天体を観測か
    kagioo2uma
    kagioo2uma 2022/07/11
    これからJWSTがこれ級の深遠天体をバンバン見つけてくれるのかしら
  • 「深宇宙」試験画像を公開 ウェッブ望遠鏡 NASA

    米航空宇宙局(NASA)のジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡を使って捉えられた恒星「HD147980」の画像。5月初めに8日間にわたり実施された、同望遠鏡搭載の精密誘導センサー(FGS)と近赤外線カメラNIRCamの技術的試験で撮影(2022年7月6日公開)。(c)AFP PHOTO / NASA, CSA, and FGS 【7月8日 AFP】米航空宇宙局(NASA)は6日、来週に迫ったジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡(James Webb Space Telescope)による初の深宇宙画像の公開に先立ち、同望遠鏡を使って捉えられた恒星「HD147980」の画像を公開した。 5月初めに実施された技術的試験の際の画像で、計32時間にわたる72回の露光によって得られた。遠方の星や銀河を多数捉えている。 初となる格的な撮影による画像は、7月12日に公開される予定。(c)AFP

    「深宇宙」試験画像を公開 ウェッブ望遠鏡 NASA
  • なぜ?脳を損傷しても頭突きを繰り返すジャコウウシ

    米国アンカレジのアラスカ野生生物保護センターで、オスのジャコウウシ同士が頭突きをしている。オスは繁殖期にメスをめぐって争う。(PHOTOGRAPH BY DESIGN PICS INC, NATGEO COLLECTIVE) 北極圏に生息する毛むくじゃらの巨大な動物ジャコウウシ(Ovibos moschatus)。この動物のオスは繁殖期になると、互いに頭からぶつかり合い、鋭い角で相手を突く。1頭の体重が360キログラム、突進するときの速さは時速48キロメートルに達するにもかかわらずだ。 その10~12年の寿命の間に、ジャコウウシのオスは約2100回も頭をぶつけることがあるという。ここである疑問が生じる。そんなに頭をぶつけて、脳が壊れないのだろうか? 「ジャコウウシやビッグホーン(オオツノヒツジ、Ovis canadensis)のように頭突きをする動物は、頭部の損傷に対して何らかの耐性がある

    なぜ?脳を損傷しても頭突きを繰り返すジャコウウシ
  • 偽の薬だと知りながら服用しても効果があるのはなぜか

    この2つのカプセルのうち、一つは有効な薬で、もう一つはプラセボ(偽薬)だ。(PHOTOGRAPH BY SPENCER WEINER/LOS ANGELES TIMES VIA GETTY IMAGES) 臨床試験で渡されるプラセボ(偽薬)には、薬としての有効成分が何も含まれていないはずなのに、それを服用した被験者に症状の改善が見られることがある。これは、「プラセボ効果」と呼ばれる現象だ。プラセボ効果を得るには、それがプラセボであることを被験者に知らせないことが重要であると考えられてきた。 ところがここ数十年の間に、最初から被験者にプラセボであることを知らせるオープンラベル(非盲検試験)の有効性を検証する研究が複数実施され、多くの場合症状が緩和したという結果が出ている。 米マサチューセッツ州に住むベティ・ダーキンさん(73歳)は、自宅で転倒して首の骨を折り、頚椎を損傷し、ひどい痛みに悩まさ

    偽の薬だと知りながら服用しても効果があるのはなぜか
  • 解説:定説覆す2cmの巨大細菌を発見、とにかく異色

    巨大細菌チオマルガリータ・マグニフィカ(Thiomargarita magnifica)がカリブ海のマングローブ林に沈んだ葉の表面で増殖する様子のイラスト。(ILLUSTRATION BY NOÉMIE ERIN) 細菌と聞けば普通、顕微鏡でしか見えないほど小さな生物を思い浮かべるだろう。しかし、肉眼で容易に確認できるほど巨大な細菌が、カリブ海の小アンティル諸島にあるフランス領グアドループのマングローブ林で見つかった。この発見は6月23日付けで学術誌「サイエンス」に発表された。 細菌の長さは最大2センチほどもあり、白い糸状で、汽水に沈んだ腐りかけの葉に付着していた。しかも、驚くべき特徴は大きさだけではない。既知のどの細菌よりも複雑な構造をもつうえ、他の大半の細菌とは違い、DNAを小さな袋に収納しているのだ。

    解説:定説覆す2cmの巨大細菌を発見、とにかく異色
  • 世界最大の細菌発見 長さ1センチ、人に例えれば「エベレスト並みの身長」

    マングローブで発見された細菌「チオマルガリータ・マグニフィカ(T.マグニフィカ)」/Olivier Gros (CNN) 顕微鏡を使わなくても肉眼で見える巨大な細菌が発見されたとして、米国の研究チームが23日の科学誌サイエンスに論文を発表した。 巨大細菌はカリブ海の小アンティル諸島にあるフランス領グアドループで発見。人のまつ毛ほどの大きさがあり、形状もまつ毛に似ているという。 その大きさにちなんで「チオマルガリータ・マグニフィカ(T.マグニフィカ)」と命名された細菌は、細胞の長さが平均で、1センチ近い9000マイクロメートル以上もあった。大きなものは2センチに成長することもある。 一般的な細菌の細胞の長さは2マイクロメートル前後で、長くても750マイクロメートルにとどまる。 論文の共著者で、米エネルギー省関連研究所の研究者ジャンマリー・ボーランド氏は22日、「この細菌がどれほど巨大かを人間

    世界最大の細菌発見 長さ1センチ、人に例えれば「エベレスト並みの身長」
  • 世界最大の植物、オーストラリアで発見 クローン繁殖で全長180キロ

    (CNN) オーストラリア西部沿岸の浅瀬に生育する世界最大の植物が見つかったとして、西オーストラリア大学の研究チームが学術誌に論文を発表した。 同大の研究者エリザベス・シンクレア氏によると、「ポシドニア・オーストラリス」と呼ばれるこの海草は、世界遺産に登録された西オーストラリア州中部シャーク湾の保護区に180キロ以上にわたって繁殖している。 これほどの大きさがあるのは、この海草が自らのクローンを作成し、同一の遺伝子をもつ子孫を作り出しているためだという。こうした形の繁殖は動物界ではまれだが、特定の環境条件が整えば起きることがあり、植物や菌類、細菌で起きることが多い。 この論文は5月31日、英王立協会紀要Bに掲載された。 「海草の草原には何種類の植物が生えているのかとよく尋ねられることがある。そこで答えを出すために遺伝子ツールを使用した」とシンクレア氏は説明する。 「その答えは驚きだった。た

    世界最大の植物、オーストラリアで発見 クローン繁殖で全長180キロ
  • 【やじうまPC Watch】 “ヨタ”を超える新たなSI接頭辞”クエッタ”が追加検討

    【やじうまPC Watch】 “ヨタ”を超える新たなSI接頭辞”クエッタ”が追加検討
  • ホクレア号初の女性船長、星と風を頼りにタヒチへ4800キロを航海

    双胴カヌー「ホクレア号」は、ハワイ島を出航してまだそう遠くないところにいた。電話口の音から、強い風が吹きつけているのがわかる。 これから始まる長い航海の進路を決めるため、航海士のレフア・カマル氏は全神経を集中させている。「まずは、島からどのくらい離れたかを見積もります。それから南東に向かうコースを設定します」。まもなく電話は切れ、かけ直すことはできなくなる。ホクレア号と10人の乗組員はタヒチに向かっている。約4800キロ、20日間の航海だ。

    ホクレア号初の女性船長、星と風を頼りにタヒチへ4800キロを航海