コスタリカ、ココ島沖の洞窟の中を泳ぐネムリブカ。政府が発表した保護措置によってココ島周辺の漁業禁止範囲が拡大されれば、サメが安全に暮らせる海が増えることになる。(PHOTOGRAPH BY GREG LECOEUR, NAT GEO IMAGE COLLECTION) コスタリカ沖の孤島、ココ島の海に初めて潜ったとき、海洋生態学者のエンリック・サラ氏は「水中のジュラシック・パーク」にいると感じた。 「鮮明に覚えています。200匹のシュモクザメを見上げたり、何千匹ものギンガメアジの群れの中を泳いだり、20匹のアオウミガメに取り囲まれたりしました」。サラ氏はナショナル ジオグラフィックのエクスプローラー・イン・レジデンスでもある。(参考記事:「ナショジオ、自然保護に貢献したエクスプローラーを表彰」) コスタリカ政府は12月17日、太古から変わっていないようなこの手つかずの海をより強く守っていく