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書評に関するkaoruwのブックマーク (16)

  • 『限界ニュータウン 荒廃する超郊外の分譲地』吉川祐介著(太郎次郎社エディタス) 1900円

    負の遺産 投機の果てに 評・牧野邦昭(経済学者・慶応大教授) ◇よしかわ・ゆうすけ=1981年生まれ。ブロガー。2017年にブログを開設し、限界分譲地を訪ね歩いている。 書の著者は、東京から千葉県北東部の北総台地の貸家に移り住み、安い中古住宅を探して物件めぐりをする中で次々に奇妙な光景を目にする。駅から遠く離れた広大な畑の真ん中や森林の細道の奥深くなど、不便極まりない場所に造成され、荒れ果てた空き地が広がりツタがからみつく空き家が点在する小規模分譲地(の跡)が無数に存在していたのだった。 なぜこのような「限界ニュータウン(限界分譲地)」が多くあり、それらはどのような問題を抱えているのかを書は明らかにしていく。一九七〇年代の北総台地では成田空港の開港を当て込んだ開発ブームが起こり、投機を主目的とする小規模分譲地が数多く造成されたが、オイルショック後の不況により分譲地は更地のまま放置される

    『限界ニュータウン 荒廃する超郊外の分譲地』吉川祐介著(太郎次郎社エディタス) 1900円
  • 【休憩】GWの読書の準備をしよう

    kaoruw
    kaoruw 2019/04/18
    メアリー・バフェット『億万長者をめざすバフェットの銘柄選択術』、ハワード・マークス『投資で一番大切な20の教え』、リチャード・スミッテン『世紀の相場師ジェシー・リバモア』、その他
  • [書評] アフター・ビットコイン(中島真志): 極東ブログ

    書名『アフター・ビットコイン(中島真志)』(参照)の含みは、「ビットコインのブームの後に起きること」ということであり、さらにそれは暗示的にではあるが、ある誘導している関心があると言ってもいいだろう。ビットコインの終焉である。ゆえに、その後に何が起きるのか、と。2017年に入りバブルの状態を見せた後、現状、バブル崩壊の兆しも伺えるビットコインが当にバブル崩壊となり、事実上通貨としては使えないという状態にまでなってしまうのだろうか。しかし、書は、バブルへの懸念に一般的な言及はしているもの、注意深く予断は避けている。では、「ビットコイン後」とは何か。何が起きるというのか。 書の明確な基調としては、ブームとしてのビットコイン現象(その呼称は書にはないが)はしだいに人々の関心が引き(加えて採掘などの原理的な限界もある)、その後には、ビットコインよりもその基技術である「ブロックチェーン技術

  • [書評] 北朝鮮 核の資金源(古川勝久): 極東ブログ

    北朝鮮の工作員が日に多数いるとか、彼らは国際的に活動しているとか、「まあ、そんなの常識として知っていますよ」と言いたくなるが、書を読んでみると、なんというのだろう、うなだれてしまう。ある種、絶望感のようなものも感じる。ここまで実態はひどいのか。あえて「私たち」と言いたいのだけど、私たちはこの問題に実際は目をつぶっていたのだなと後悔する。 書『北朝鮮 核の資金源(古川勝久)』(参照)は副題に『「国連捜査」秘録』とある。著者は国連安保理の下に置かれた北朝鮮制裁担当の専門家パネルに2011年10月から2016年4月まで4年半所属し、北朝鮮の国際的な暗躍を詳細に調べ上げてきた。日国内はもとより各国に足を延ばし、国連による北朝鮮制裁を北朝鮮がどのように違反し、またどのように、ミサイルや原爆の開発部品の調達や技術収集、さらにそのための資金調達を行ってきたか、それを丹念に調べた記録が書である。

  • ムショ本から介護殺人者の告白まで urbanseaが選ぶ2017年「5冊の傑作ノンフィクション」 | 文春オンライン

  • スゴ本の中の人が選んだ、1万円で“一生モノの教養”を身につけるための5冊 | マネ会 by Ameba

    「わたしが知らないスゴは、きっとあなたが読んでいる」の中の人、Dainと申します。 今回はお金で買うことのできる一生モノの自己投資になるをご紹介したい。 現金や不動産、貴金属からビットコインまで、財産は盗られたり目減りしたりする恐れがある。だが、頭の中の財産は、誰も奪うことができない。すなわち、知や教養は、いったん頭に蓄えたら、一生涯あなたのものとなるのだ。 ここでは、あなたの知となり教養となる入口として、お薦めのを選んでみよう。とはいっても、ただ選ぶだけでは面白くない。だから、日の知を担う大学の最高峰、東京大学に務める教師が選んだ「アンケート・東大教師が新入生にすすめる」から、合計1万円で買えるものをピックアップした。 「アンケート・東大教師が新入生にすすめる」*1では、東京大学で毎年春に行われる新入生のためのブックガイドとして、エンタメから啓蒙書まで多種多様なが紹介されて

    スゴ本の中の人が選んだ、1万円で“一生モノの教養”を身につけるための5冊 | マネ会 by Ameba
  • 【書評】バブル時代を知らぬ若い世代に向けた最高の資料

    年末年始はじっくりとを読む良いチャンスだが、読みの達人が選ぶ書は何か。評論家の坪内祐三氏は、アベノミクスを読み解く書として『バブル 日迷走の原点』(永野健二・著/新潮社/1700円+税)を推す。坪内氏が同書を解説する。 * * * どうやらアベノミクスは不発に終わったようで、私はほっとしている。アベノミクスの成功すなわちバブル景気の復活は想像するだけで恐ろしい。 バブル時代を一九八五年から九〇年までとしよう。私は大学院を一九八六年三月に修了し、ニートな時代を経て、一九八七年九月に『東京人』編集部に入り、九〇年九月末、同編集部をやめた。 バブルという言葉はあとから付けられたもので、当時はそういう呼び方はなかったはずだが、私はとても居心地が悪かった。しかし一方でその恩恵もこうむっていた。ニートでいられたのはダイヤモンド社の社長であった父のおかげだし、手取り二十万弱の安月給で充分生活出来た

    【書評】バブル時代を知らぬ若い世代に向けた最高の資料
  • 12月27日(火)書評のヨロコビ | 毎日jogjob日誌 by東良美季

    東良美季の毎日更新日誌です。どんな平凡な日常にも見るべきモノはある、という慈愛に満ちた眼差しで読んでやってください。ファイア、ウォーク・ウィズ・ミー! by tohramiki

    12月27日(火)書評のヨロコビ | 毎日jogjob日誌 by東良美季
    kaoruw
    kaoruw 2016/12/27
    書評サイト「シミルボン」へのリンク
  • エミリー・オスター『妊娠出産の常識 ウソホント』:おおお、エミリー・オスターきたーっっっっ!! - 山形浩生の「経済のトリセツ」

    お医者さんは教えてくれない 妊娠・出産の常識ウソ・ホント 作者: エミリーオスター,Emily Oster,土方奈美出版社/メーカー: 東洋経済新報社発売日: 2014/10/03メディア: 単行この商品を含むブログ (3件) を見る きましたエミリー・オスター。アメリカ経済学期待の星(だったんだけど、こないだきたIMFの期待の新星30人には入っていなかったので驚き)エミリー・オスターの、日初紹介。それとこれって処女作? その彼女がこんな方面にきましたか、とびっくりする一方で、エミリー・オスターは当にわけわからないカバー範囲の広さというか無節操ぶりというかの人なので、かえって納得したり。アフリカのエイズと性病の関係については以前紹介した通り。また、そこにも書いたけれど、途上国で女の子が1億人も間引きされているのでは、というアマルティア・センまで大騒ぎした謎に対して、B型肝炎が関係して

    エミリー・オスター『妊娠出産の常識 ウソホント』:おおお、エミリー・オスターきたーっっっっ!! - 山形浩生の「経済のトリセツ」
  • 「帰ってきたヒトラー」を読んで 雑感 この本がドイツでベストセラーとなった意味 - 碧(あお)い日記 ふたたび

    帰ってきたヒトラー 上 作者: ティムールヴェルメシュ,森内薫出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2014/01/21メディア: 単行この商品を含むブログ (31件) を見る帰ってきたヒトラー 下 作者: ティムールヴェルメシュ,森内薫出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2014/01/21メディア: 単行この商品を含むブログ (24件) を見る 「帰ってきたヒトラー Er ist wieder da.」 ストーリーは、単純です。 第二次世界大戦末期、ピストル自殺をして遺体はガソリンで焼かれたはずのヒトラーが、2011年の8月、ベルリンの空き地で目覚めます。 彼自身、何故そこにいるのかはわからないものの、戦前の記憶はそのまま。 現代に甦ったヒトラーは、生前のままに意見を言い、行動しているだけなのに、人々はそれをコメディアンが風刺としてやっている「芸」だと思い込んで、もてはや

    「帰ってきたヒトラー」を読んで 雑感 この本がドイツでベストセラーとなった意味 - 碧(あお)い日記 ふたたび
  • 12月13日(金)増殖する東京、あるいは「ブラックホール」としての鶯谷 | 毎日jogjob日誌 by東良美季

    <鶯谷は幻の町である。少なくとも行政的な地名としての鶯谷は、地上に存在しない。> 橋信宏・著『東京最後の異界 鶯谷』(宝島社)は、このように始まる。痺れる書き出しである。曰く「鶯谷」とはあくまで山手線の駅名と一部の店名、道路標識に存在するだけで、正式な住所で言えば台東区根岸近辺となる。それでは果たして「鶯谷」は何処にあるのか? 答えは「無い」。人々の妄想と欲望の中だけに存在する。つまりは「異界」なのだ。水木しげる、貸漫画時代の短編に「四階に棲みつく妖怪の話」があったが、それを思い出した。ある家主が五階建てのビルを建築し貸し出すが、「四」という数字は「死」を連想して縁起が悪いので、三階の上は五階とする。しかしある日奇妙な店子が現れ「それでは四階は空いているのだな」と強引に居座ってしまう。そこは三階から見上げれば確かに階上にあるが、五階から見ても一階下に見える。つまりは何処にも「無い」階な

    12月13日(金)増殖する東京、あるいは「ブラックホール」としての鶯谷 | 毎日jogjob日誌 by東良美季
    kaoruw
    kaoruw 2013/12/14
    「東京最後の異界 鶯谷」  本橋信宏
  • [書評]世界でもっとも有名なシェフ カーネル・サンダースの自伝(ハーランド・デーヴィッド・サンダース): 極東ブログ

    ケンタッキーフライドチキンの店頭に立っている白髪・白装束・黒ぶちメガネのカーネルおじさん人形人が書いた自伝の日語訳「世界でもっとも有名なシェフ カーネル・サンダースの自伝」が無料で、PDF形式でケンタッキーフライドチキンのサイトからダウンロードできる(参照)というので読んだ。広告みたいなものかなと思っていたら、全然違った。 やたらと感動しまくってしまった。がんばれ、サンダース。どん底の人生から這い上がって成功しては、またどん底に。そしてまた成功してどん底に。その繰り返しを屁とも思わず、チャレンジしていく。不屈のカーネル。 なにより驚いたのは、後世、ケンタッキーフライドチキンで著名になるカーネルがこのフランチャイズのビジネスを開始したのは、全財産すって年金暮らしという65歳のときだったということだ。65歳からの再出発でまた人生に成功した。すごいなんてもんじゃない。それに、慈善家。孤児た

  • 「The Better Angels of Our Nature」 序章 - shorebird 進化心理学中心の書評など

    The Better Angels of Our Nature: Why Violence Has Declined 作者: Steven Pinker出版社/メーカー: Viking発売日: 2011/10/04メディア: ハードカバー購入: 8人 クリック: 239回この商品を含むブログを見る 書はヒトの言語にかかる3部作,そしてヒトの性にかかる3部作を前作のThe Stuff of Thoughtで完結したスティーブン・ピンカーのこの秋の新作である.私が読んでいるのはiBooksの電子書籍だが,ハードカバーでは800ページを超す大作だ. 書が扱うのはヒトの歴史における「暴力の減少傾向」ということだ.通常の分類でいうとこれは歴史と社会学の分野ということになるだろう.ヒトの性の理解を踏まえてここを見ていこうといういわば進化心理学的知見の応用という趣旨と,「20世紀はヒトの暴力にと

    「The Better Angels of Our Nature」 序章 - shorebird 進化心理学中心の書評など
    kaoruw
    kaoruw 2012/01/02
    ピンカーなど
  • 書評:シャンタラム – 橘玲 公式BLOG

    旅先で『シャンタラム』を読む至福を味わったので、その感想をすこし。 著者のグレゴリー・デイヴィッド・ロバーツは1952年にオーストラリア・メルボルンに生まれ、17歳で“アナキスト人民自由軍Anarchist People’s Liberation Army”を創設、労働運動や反ファシズム運動を経てメルボルン大学の学生運動のリーダーとなるも、24歳のときに離婚で娘の親権を失い、その精神的衝撃で重度のヘロイン中毒に陥ってしまう。 ヘロインを手に入れる金に窮したローバーツは銀行を襲い(被害が保険で補償される金融機関だけを選び、スリーピース姿で“Please”と丁重に金を要求したので“紳士強盗Gentleman Bandit”と呼ばれた)、26歳で逮捕。重警備の刑務所に送られたが、看守による暴力と自由を奪われたことに耐えられず2年後に白昼堂々と脱獄、暴走族やかつての革命仲間に助けられてニュージーラ

    書評:シャンタラム – 橘玲 公式BLOG
  • ニンジアンエ 古処誠二著 戦争の日常 緻密に淡々と :日本経済新聞

    キャリア、転職、人材育成のヒントを提供してきた「リスキリング」チャンネルは新生「NIKKEIリスキリング」としてスタート。 ビジネスパーソンのためのファッション情報を集めた「Men’s Fashion」チャンネルは「THE NIKKEI MAGAZINE」デジタル版に進化しました。 その他のチャンネルはお休みし、公開コンテンツのほとんどは「日経電子版」ならびに課題解決型サイト「日経BizGate」で引き続きご覧いただけます。

    ニンジアンエ 古処誠二著 戦争の日常 緻密に淡々と :日本経済新聞
  • 光は闇より出でて、闇より暗し -『ヤクザと原発 福島第一潜入記』 - HONZ

    おどろおどろしいタイトルがついているが、語り口は軽妙。しかし書かれている内容は、やはり恐ろしい。オビにも書かれている通り、命懸けのノンフィクションだ。 書は、福島第一原子力発電所に作業員として潜入し、その内部の実態を明らかにしたルポルタージュである。メインは福島第一原発への潜入取材なのだが、その入口と出口の取材相手として暴力団が鎮座する。表社会と裏社会は、文字通りの表裏一体。それらが接する界面のような場所が、書で描かれている世界だ。 著者は暴力団専門ライターとしても名高い、鈴木 智彦氏。HONZの定例会で過去に何度か話題になった人物でもあり、僕も著者の最近の作品には大体目を通している。 きっかけは、暴力団の取材中における何気ない世間話である。「原発は儲かる。堅いシノギだな。」そんな一言に興味をもった著者は、福島第一原発・通称1Fで働くことを決意する。しかし、ここからが大変だ。 簡単には

    光は闇より出でて、闇より暗し -『ヤクザと原発 福島第一潜入記』 - HONZ
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