鎌倉時代 『鎌倉幕府の実態』 幕府と朝廷の二元的支配だった〜 「守護、地頭、国司」の違いとは 鎌倉時代 コメント: 0 投稿者: 村上俊樹 2024/4/28 鎌倉幕府の支配基盤 鎌倉幕府による支配を支えたのは、将軍と御家人(武士)との主従関係でした。 鎌倉幕府の初代将軍である源頼朝は「主人」として、幕府に仕える武士(御家人)を地頭(荘園や公領を管理する役職)に任命します。 頼朝は御家人に対して、先祖代々の所領の支配を保障しました。これを「本領安」と呼びます。また頼朝は御家人に新たな所領を与えることもあり、これを「新恩給与」と言いました。 将軍からの恩恵(御恩)に対して、御家人は「軍役」を務めました。 軍役とは戦争に参加することを意味し、平時には「京都大番役」や「鎌倉番役」を務めるなど、従者として奉公しました。京都大番役とは京都で治安を維持する役目で、鎌倉番役とは鎌倉の幕府御所を警護する仕