印刷 関連トピックス原子力発電所 東京電力は10日、福島第一原子力発電所にある高濃度の放射能汚染水を浄化する装置から薬剤が漏れ、午前4時53分に同装置を停止した、と発表した。薬剤は放射性物質を汚染水から取り除くためのもので成分は公表されていないが、東電は「漏れた薬剤には放射性物質は含まれておらず、毒性もない」としている。 漏れが起きたのは、汚染水に含まれる放射性物質を沈殿させて取り除く仏アレバ社の装置。「薬剤注入装置」から「凝集沈殿装置」につながる部分から薬剤が漏れた。漏れた場所や量、原因は不明。東電によると、この装置の停止は先月30日以来という。 同原発では、たまり続ける汚染水を処理して原子炉を冷やすために使っているが、当面は、施設に保管している処理水を使うという。 関連リンク汚染水浄化施設の稼働率76% 6月29日〜7月5日(7/6)水位設定1ケタ間違えるミス 汚染水浄化施設の自