4月から21校が参加、選手は公式戦同様に背番号も付ける レギュラー以外の選手にも真剣勝負の場を増やすために、岡山県で新たな挑戦が始まった。その名は「桃太郎リーグ」。控え選手を中心としたチームで戦うリーグ戦だ。岡山の高校野球の「監督会」の会長で、岡山城東の戸田英樹監督が中心となり発足した。この試みの意義を聞くと、選手のモチベーションの向上、不安視する野球人口の低下に歯止めをかけたいという野球人としての思いがあった。【間淳】 目指すのは勝利。そして、技術の向上。プロスポーツも学生スポーツも共通している。ただ、結果が全てともいえるプロと学生とでは違いがある。 高校野球では長年、控え選手のモチベーションが課題とされている。部員が多い高校では、公式戦に出場することなく引退する選手もいる。約2年半の練習の成果を試合で発揮する機会さえなく、ユニホームを脱ぐのだ。 「控え選手がモチベーションを上げるために