「『届く表現』の舞台裏」では、各界の「成功している表現活動の推進者」にフォーカスしてます。 今回は、斬新なアイデアでヒット番組を生み出しているテレビ東京プロデューサー伊藤隆行氏に、 番組づくりへの取り組み方や思いなどをお聞きしました。 きっと僕は周囲からは変わり者と見られているでしょうし、孤立していると心配されているかもしれません。テレビ東京に入社してもう20年ほどになりますが、新人のころから自分の局にない企画ばかり追い求めてきました。“ないもの探し”が一番ヒントを得やすかった。その結果が、今のところはバラエティーの制作につながっているわけです。 入社してすぐに先輩に言われた「企画書を書かないのは死んでいると同じ」「自分の中の1%の天才を信じろ。99%は凡人でも」は、僕の中に残りましたね。とにかく企画書は書きまくりました。今でも書き続けていますが。最初に通った企画は鮮明に覚えています。高校