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ブックマーク / note.com/fladdict (8)

  • 水を叩いて、世界を変えるのは難しい|深津 貴之 (fladdict)

    世界や社会や組織を変えようとして、頑張っているけど変わらないときのお話。 どうも世界は、「水」や「海」と性質が似ているように思える。 そう考えると、世界を変える難しさが理解しやすい。水にエネルギーを加えて、変形させようとしても、らちがあかないのだ。 たしかに、水を叩いて変形させることは可能だ。手応えもあるし、派手に水飛沫も上がる。でもその変化は一瞬で、すぐに元に戻ってしまう」 そのことに気付けないまま、世界を変えようとすると、永遠に水と格闘することになる。タチの悪いことに、殴った瞬間には手応えがある。だから徒労に気づくのが難しい。水を叩き続けた先には、一瞬の達成感しかなくて…… 頑張った人は結局、疲労の果てに絶望してしまう。 世界や社会や組織を変えようと頑張って、たしかに短期的に成果がでている。でも不思議と長期的に何も変わらない。世界が変わらない絶望の多くが、そのようなケースではないかと観

    水を叩いて、世界を変えるのは難しい|深津 貴之 (fladdict)
    kk831
    kk831 2021/04/30
    「水の形を永続的に変えるには」
  • インパクトのあるプレゼント設計|深津 貴之 (fladdict)

    行動経済学を応用した、メチャクチャにテンションがあがるクリスマスプレゼント…を親族の子供にあげるために考えたことメモ。 あらゆる商品には「参照価格」がある。モノを買う時の高い、安いを判断する基準イメージのことだ。相場感ともいう。たとえばコーヒー1杯100円〜400円、ランチだったら500〜1000円…みたいなものだ。もちろん、人によって参照価格は異なる。この心理的な参照価格がプレゼントのインパクトに影響があるのでは…と考えた。 3000円の板チョコのインパクトこのプレゼントの価格が、そのジャンルの参照価格を大きく上回るとき、人は強いインパクトを受けるように観察される。 つまり3000円の板チョコや、1,500円の鉛筆、10,000円の手帳などは、プレゼントとして強いインパクトが出る。重要なのは、価格そのものではなく、「そのジャンルの相場感とのズレ」のようだ。 3,000円のケーキより、3,

    インパクトのあるプレゼント設計|深津 貴之 (fladdict)
    kk831
    kk831 2020/12/01
    「参照価格」
  • 「20%セール」と「5人に1人が無料」の違い|深津 貴之 (fladdict)

    実質的な機能は同じだと思ってました。ところがタイムラインで、ちょっと違うんじゃ…というツイートをみかけ、考えてみたら面白い気付きが。そこからの考察メモ。 ・A: 10,000円の商品を、20%オフで8,000円で販売。 ・B: 10,000円の商品だが、購入者の5人に1人が無料になる。 この2つは売り上げ、原価、利益すべてイコールです。僕も、ルールBのほうに射幸性がある以外は、同じ…だと思っていたのですが、決定的な違いがありました。 セールと無料抽選ではリーチする顧客層が変わる10,000円の商品が8,000円になると、お財布に8000円しかない人も、商品を購入できるようになります。購買可能なマーケットサイズそのものが、拡大される。「いままで手を出せなかったけど、奮発しちゃおうかな?」という層が生まれるわけです。 一方で、10,000円の商品を20%の確率で無料にするアプローチでは、商品の

    「20%セール」と「5人に1人が無料」の違い|深津 貴之 (fladdict)
  • すたれたテクノロジーはロマンスになる|深津 貴之 (fladdict)

    技術革新にのりおくれ、廃れてしまった技術の行く末について。 すたれたテクノロジーにも、いくつか生存戦略があります。 馬も、刀剣も、手紙も、焚き火も、手織りの布も、テクノロジーとしては時代遅れの技術です。それでも、これらの技術は存続し、現在でも(小規模ながら)産業としての規模を維持しています。 第一線をしりぞいたを終えたテクノロジー(あるいはサービス、モノ、ブランド)には、以下の5つの生存戦略があるように思われます。 すたれた技術の生存戦略 1. 高齢者向けの製品となる 2. 懐古主義製品となる 3. エンターテイメントとなる 4. 儀礼化する 5. 所属の可視化ツールとなる 高齢者向け・衰退産業の製品となるユーザーとともに年をとり穏やかに消える。高齢者向け製品へのシフトは、もっとも消極的かつ妥当なアプローチです。 高齢者用にあえてガラケーやファックスを残したり。遅滞戦略の典型的な例でしょう

    すたれたテクノロジーはロマンスになる|深津 貴之 (fladdict)
    kk831
    kk831 2020/08/11
    「生産性の低い手段の採用が、メッセージとして機能する」
  • 図解 システム化とアドリブのよい使い分けとは?|深津 貴之 (fladdict)

    世の中をみると、官僚的なシステム化と現場主導のアドリブ、二つの世界観に二分されがちです。当は両者の中間がベストなのに、どうしても片側に寄ってしまうようです。 偏る原因は、おそらく両方が得意な人が少ないため。 このためシステムとアドリブの住み分け、バランスの取り方を人に説明するのは難しいものです。僕も長く悩んでいましたが、最近、ようやく頭の中でメンタルモデル化できました。 岩として考えるシステムとアドリブの特性は、以下のようにモデル化できます。システムは大きな岩。アドリブは多くの小石。 システム化:単一の大きな岩 アドリブ化:大量の小石 システムの考え方平地にドンと置かれた大岩が安定するように、システム化は地盤がしっかりした環境で力を発揮します。また大きな問題をざっくり埋めるような、手っ取り早く80点をとるような場合にも便利です。 一方、大岩を坂道のような不安定な足場に置くと、とても危険で

    図解 システム化とアドリブのよい使い分けとは?|深津 貴之 (fladdict)
  • ゲームの終盤を盛り上げるには?|深津 貴之 (fladdict)

    ゲーム系の設計は、サービス設計の役に立つので勉強中。noteそのものの設計思想にもだいぶ応用してます。 カードゲーム終盤をいい感じに盛り上がる体験について、思いつく選択肢のメモ。 対戦ゲームは後半に勝者が明快になってしまうと、結構ダレてしまうんですよね。そんなダレを防止して最後までもりあげるための、メカニクスを色々と感がえてます。 後半で行うアクションを大きくする序盤は拳銃で戦い、終盤はミサイルを打ち合うなど、進行に応じてプレイヤーの行動を拡大する。勝敗に関わらずゲームがヒートアップ。ただし勢力拡大に失敗したプレイヤーは、ダレるので注意。個々のプレイヤーではなく、場そのものがインフレする事で、公平なインフレも作れる。 後半で獲得できるスコアを大きくする後半ほど手に入る得点が大きくなる。逆転しやすくなるが、序盤の積み上げが無意味になるリスクもある。逆転のチャンスはあるが、積み上げたアドバンテ

    ゲームの終盤を盛り上げるには?|深津 貴之 (fladdict)
  • 決して止まらないカイゼン体制を作りたい | 深津 貴之 (fladdict) | note

    中長期のための大きなデザインも大事だけど、そのために日々の改修が犠牲になってはならない(その逆は言語道断)。そんなわけで、しばらくの間は、1〜2日で終わる小さな改修を、コンスタントにnoteチームに提案したいなぁと考えている。 もちろん、「リソースが許せば」だけれども。なぜならpiece of cakeにはまだデザイナーが1人しかいないことだ。そんなわけで、中長期でどういうチームを作るべきかウンウン唸っている。 並行して走るスロットが3-4つ欲しい理想を言えば、デザイン/開発リソースを3つのグループにわけたい。「大局リソース」、「開発リソース」、「カイゼンリソース」の3つだ。これらはそれぞれ独立しているのが望ましい。複数のレイヤーを1人のスタッフが兼任していると、どれかが忙しくなると、他の全てがストップしてしまうからだ。 大局リソース ガイドライン、コンポーネントなど、会社全体にストックさ

    決して止まらないカイゼン体制を作りたい | 深津 貴之 (fladdict) | note
    kk831
    kk831 2018/11/30
    「サービスの持続性を脅かす最大の敵は、「今期の目標」と行った短期指標や、過剰なA/Bテストによる局所最適化だ。」
  • マイクロインタラクションとバレエ|深津 貴之 (fladdict)

    UIのモーションを考える時、よく脳内でバレリーナの動きを再生する。 妹がバレエをやっていたため実家の居間では、ローザンヌ国際バレエコンクールのビデオがよく流れていた。 ローザンヌは世界最強の若手バレリーナを決める大会だ。この番組はクロード・ベッシー女史というコメンテーターの、辛口実況がウリだった。彼女はパリオペラ座学校の校長先生でもあり、それゆえに評価のハードルが非常に高い。コンテストの登壇者は、ほぼ確実にベッシー先生に滅多斬りにされる。TVカメラのまえで泣きだすこともある。ある意味、登竜門であると同時に公開処刑の場でもあった。 そんなベッシー先生が珍しく大絶賛していたのが、2001年だか2002年に出場したミレナ・シドロヴァだった。(追記、ベッシーさん2002年引退してますね。ビデオで見てたから時系列がメタメタだった。2002年のコメンテーターは別っぽい)。 バレエに特に興味のなかった僕

    マイクロインタラクションとバレエ|深津 貴之 (fladdict)
    kk831
    kk831 2018/06/08
    「動きを意図的に加速、減速させる」
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