都内で行われたイベントで、日本開催が決まり記念Tシャツを着てポーズを取る(左から)車いす陸上の土田和歌子、重量挙げの三宅宏実、義行さん親子、レスリングの吉田沙保里、水泳の柴田亜衣さん、宮下純一さん (撮影・早坂洋祐) 2020年東京五輪の開催が決まり、歓喜にわく日本のスポーツ界だが、本番はこれから。五輪の成功は開催国の選手の活躍にかかる部分が大きいだけに、7年後に国民が歓喜の声を上げられるよう強化を進める必要がある。それには行政の後押しも不可欠。思い切った強化費増で景気回復の一助とする“一石二鳥”も期待できる。(サンケイスポーツ) 1964年の東京大会では日本勢が活躍し、金メダル数で米国、ソ連に次ぐ3位となる16個を獲得。国中がわいた。この成功に導くため、日体協は開催決定翌年から大会までの5年間で、当時としては巨額の約20億円を投入。外国からの指導者招請、科学的トレーニングの導入-などで競