福島県内の大気中の放射性セシウム降下量と濃度が約40日周期で高くなる傾向があることが、福島大の渡辺明教授(気象学)の調査でわかった。 茨城県つくば市で29日に開かれた日本気象学会春季大会で発表された。渡辺教授は「放射性物質がもともと大気中を固まりで動いているのか、大気の運動として放射性物質が固まる仕組みがあるのかなど、現時点ではわからない」としている。 渡辺教授は、福島県が昨年3月から今年4月まで、原子力センター福島支所(福島市方木田)で計測した放射性セシウム降下量のデータについて解析した。 その結果、時間の経過とともに数値自体は下がっているが、東京電力福島第一原発からの風向きなどにかかわらず、平均値より高い数値がほぼ40日ごとに規則的に見られた。特に今年1月以降は傾向が顕著だったという。
文部科学省は18日、ブリヂストンサイクル製の自転車かごから、毎時7〜10マイクロシーベルトの放射線量が検出されたと発表した。同社によると、自転車の製品名は「ジョブノ」で、中国製のステンレス製かごに、何らかの理由で、放射性コバルト60が混入した可能性があるという。9405台が販売されたといい、同社は無償交換を始めた。 文科省によると、購入者から同社に「放射線が検出された」との連絡があり、同社が17日に測定したところ、かごの上側の縁の表面から毎時7.5〜10.6マイクロシーベルトが検出されたという。文科省が、自転車が組み立てられた上尾工場(埼玉)の在庫1145台を調べると、一部から同様の値が検出されたという。 対象の自転車を1日1時間使った場合の放射線量は年間0.059ミリシーベルトで、放射線障害の心配はないという。中国から輸入された時点でステンレスにコバルト60が混入されていた可能性があ
高濃度の放射性物質で汚染された東京電力福島第一原子力発電所の周辺地域では、住民の帰還後も除染を一定期間続けないと、30年間の累積被曝(ひばく)線量が100ミリ・シーベルトを超える恐れのあることが9日、日本学術会議の試算で明らかになった。累積で100ミリ・シーベルトになると、がんの死亡リスクが0・5%高まる。 同会議では、避難前の被曝線量や帰還時の年間被曝線量、帰還後の除染の有無で、30年間の被曝線量がどう変わるかを試算した。 その結果、仮に年間20ミリ・シーベルトに下がった段階で帰還し、その後に除染しないと、放射能の減衰を考慮しても、30年間で250ミリ・シーベルト近く被曝する可能性があるという。
印刷 関連トピックス原子力発電所東京電力 干しシイタケから国の基準値を超す放射性セシウムの検出が相次いでいる。乾燥で重量が減り、1キロあたりのセシウム量がはねあがるためだ。干しシイタケは通常、水で戻して食べるため、産地では検査のやり方に疑問の声も上がる。 発端は東京電力福島第一原発から約300キロ離れた静岡県伊豆市。10月、販売業者が自主検査した干しシイタケから国の基準値(1キロあたり500ベクレル)の2倍の値が出たと県が発表した。この春に加工したものだった。県の再検査でも超えた。県は原発事故後に加工した伊豆市の干しシイタケの出荷自粛を決めた。 「こんなに離れたところでまさか、こんなことになるなんて」。同市椎茸(しいたけ)組合の鈴木博美組合長(63)は困惑する。その後の検査で鈴木さんの地区は自粛が解除されたが、今年600キロほど収穫した干しシイタケの4割が売れ残った。 干しシイタケ
印刷 韓国の道路で放射性セシウム137の検出が相次いだ問題で、政府は8日、汚染源は舗装用のアスファルト合材だと断定した。韓国の基準で放射性廃棄物としての処理が求められる濃度のものが含まれていたことも分かり、市民団体は責任追及の声を強めている。 ソウル市北東部の蘆原(ノウォン)区では今月、住宅街や通学路の商店街でセシウム137(半減期30年)に由来する放射線が地表面で毎時3マイクロシーベルト前後、地上1メートルで毎時1.4〜1.9マイクロシーベルト検出された。 汚染源を調べていた国の機関は8日、「アスファルト合材だと確認された」と公表。現場で採取した舗装材の放射性セシウム濃度は1グラムあたり最大35.4ベクレルで、放射性廃棄物の処理基準(1グラムあたり10ベクレル以上)の部分もあった。国は混入の原因究明のため、全国のアスファルト合財メーカーや原材料の納入元となる製鉄所、製油所を調査する
■編集元:ニュース速報板より「来春、5万ベクレル以上のスギ花粉が飛来!\(^o^)/ 林野庁「ただちに危険なレベルではない」」 1 名無しさん@涙目です。(福岡県) :2011/11/06(日) 17:28:26.26 ID:jhiQ91uM0 ?PLT(12000) ポイント特典 奥多摩のスギもセシウム汚染 林野庁では11月からスギ花粉に含まれる放射性セシウムの検査を開始する。 11月4日にテレビ朝日の情報番組「モーニングバード」が独自に行った調査では、奥多摩のスギ花粉から93.8ベクレル/kgのセシウムが検出されたという。 福島から飛来するスギ花粉は5万ベクレル以上 文部科学省が6月、福島県川俣町の計画避難区域内のスギについて行った調査では、葉から最高17万7600ベクレル/kgのセシウムが検出された。 花粉から93.8ベクレル/kgを検出した奥多摩では、スギの葉に含まれ
農林水産省は14日、福島県飯舘村などで5月から行っていた農地の放射性物質を除去する実証実験結果を発表した。農地の表面を3~4センチ削った場合はセシウムを7~9割減らせることが確認された。一方、放射性物質を取り込みやすいとされるヒマワリを植えてセシウムを吸収させる実験は効果が小さく、同省は「現時点での実用化は困難」とした。 同省によると、5月に飯舘村で植えたヒマワリが吸収していたセシウムは1キロ当たり52ベクレル程度。1平方メートル当たりで10キロのヒマワリが育つとすると、現地の土壌中にあるセシウムのうち約2000分の1しか吸収できていない計算になるという。 一方で、表面4センチを削った農地では1キロ当たり1万370ベクレルから2599ベクレルまで減少。薬剤で土を固めてから表面(3センチ)をはぎ取ったり、芝や牧草がある農地で網目状に張った根ごと表面(同)をはぎ取るなど工夫すると82~97%も
産業技術総合研究所(茨城県つくば市)は31日、土壌から放射性セシウムのほぼ全量を回収できる技術を開発したと発表した。汚染土壌に低濃度の酸の水溶液を混ぜてセシウムを抽出し、微粒子状の顔料に吸着させる。東京電力福島第1原発事故では、外部に放出された大量の放射性物質による土壌汚染が問題となっているが、この処理技術を活用することで放射性廃棄物を150分の1に減量できるという。 研究グループは、福島県飯舘村の畑の地中から採取された汚染されていない土壌から放射性ではないセシウムを除去できれば、同様の方法で放射性セシウムも回収できるとして実験に着手。汚染されていない土と低濃度の硝酸水溶液を混ぜ、圧力容器内で200度で45分間加熱したところ、セシウムの100%抽出に成功した。温度が半分の100度でも約60%を抽出できたという。水溶液は繰り返して使える。 さらに第2段階で、水溶液からセシウムイオンだけを取り
生活者の不安を解消するため 首都大学東京と共同開発 家庭用放射線測定器 「エアカウンター」を新発売 一般家庭で安心して使える性能と価格を実現! エステー株式会社は、首都大学東京の放射線安全管理学の専門家である福士政広教授の監修の下、同大学との共同開発により、一般家庭でも安心して使える性能と価格を実現した家庭用放射線測定器「エアカウンター」を2011年10月20日から、関東、東北を中心としたドラッグストア、ホームセンター、またインターネット通販などで新発売します。出荷数は1万個を予定しています。 希望小売価格は、税込み15,750円です。 また、この「エアカウンター」には、同教授が併せて監修した放射線等についての基礎知識を掲載した小冊子「正しく覚えよう!放射線の基礎知識」もセットになっています。 目に見えない放射線で、日々、不安にさらされている多くの生活者に向けて発売するこの「エ
福島県の親らでつくる「子どもたちを放射能から守る福島ネットワーク」などの市民団体は5日、避難の対象区域外である福島市内の4カ所で土壌を調査した結果、放射性物質がいずれも法令で定める基準を超え、チェルノブイリ原発事故での強制移住の基準を超えるところもあったと発表した。 神戸大の山内知也教授(放射線物理)が同ネットワークなどの依頼を受け、6月26日に土壌を採取し分析。放射性セシウム2種の合計で、土1キロ当たり約1万6000~4万6000ベクレルを計測、法令基準の同1万ベクレルを超えた。 ネットワークによると、4カ所のうち同市小倉寺の側溝から採取した試料では1平方メートル当たりに換算して93万1000ベクレルに相当し、チェルノブイリ事故での強制移住の基準1平方メートル当たり55万5000ベクレルを超えた。ほかの3カ所での換算値は同32万6000~38万4000ベクレルだった。 文部科学省の測定で
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