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武藤文雄に関するkoichi99のブックマーク (27)

  • アジア王者でないことには、耐えられないのだけれども: 武藤文雄のサッカー講釈

    まずは想いを語らせていただく。 92年の地元大会で初戴冠して以降、2度も続けてアジア王者になり損ねる事態など、想定もしていなかった。我々は常にアジア最強であるし、あるべきだと確信している。それだけに、8年間の長きにわたり、アジア王者の地位から外れることへの衝撃は大きい。 一方で、私はサッカーを心底愛している。そして、愛しているが故に、サッカーは常に理不尽さがつきまとい、「常に」がいかに難しいかは理解しているつもりだ。いや、この理不尽さがあるが故に、愛しているのだろうとも思う。 そして、カタールに苦杯し、アジア王者を逸した悔しさは、7ヶ月前にロストフ・ナ・ドヌで味わったそれとは、また別なものだ。様々な悔しさに切歯扼腕できるのだから、サポータはやめられない。 さて、決勝のカタール戦。序盤にエース、アリに見事なオーバヘッドシュートを決められ、開始早々から難しい試合となった。そして、この日の勝負の

  • でも、勝ちたかった: 武藤文雄のサッカー講釈

    私は、CKを蹴る田圭祐のはるか後方2階席にいた。 田のキックがやや甘く、ベルギーGKクルトワが飛び出し、パンチングではなく、キャッチしようとする体勢なのがよく見えた。クルトワが捕球する直前、聞こえるわけがないが、私は絶叫した。 「切り替えろ!」 日の選手達も同じ考えなのはよくわかった。しかし、赤いユニフォームの切替が、青い我々の戦士よりも、コンマ5秒ほど早いのも、よく見えた。その約10秒後、反対側のゴールで、若い頃からの夢が完全に実現するのを目の当たりにすることになる。そして、このコンマ5秒差こそ、ここ25年間ずっと抱き続けてきた「近づけば近づくほど、具体化されてくる差」そのものだったのだ。 私のワールドカップリアルタイム?経験(実際には1日半遅れの新聞報道をワクワクして待って行間を夢見る日々だったが)は、クライフとベッケンバウアの西ドイツ大会から。大会終了後、サッカーマガジンとイレ

  • ありがとう、ウイルソン: 武藤文雄のサッカー講釈

    ベガルタが、ウイルソンとの契約満了を発表した。 31歳で、3シーズン続けて再三負傷での離脱が続き、年俸も決して安いとは言えないストライカとの再契約が、難しいのは予想していた。そして、その予想どおりとなったわけだ。クラブの経営と言う視点からは妥当な結論だ。 また、あと2節を残しての発表そのものも、これだけ貢献してくれた選手との別れの機会を、我々サポータに提供してくれたクラブの判断に敬意を表したい。 と、クラブの判断は適切だとは思うが、むしょうに寂しいのは言うまでもない。感情と言うものは、理屈では語り切れないのだ。 ベガルタサポータとって、ウイルソンはあまりに大切な選手だった。今思い起こしても夢だったのではないかと感じるACL出場への貢献は格段だった。 冷静な判断からの落ち着いたシュート。しっかりした前線でのボールキープ。広範な視野から速攻の起点となる。単身でも強引にシュートに持ち込み敵DFに

  • やはり、我々が一番強い: 武藤文雄のサッカー講釈

    何より、守備がすばらしかった。相互の連係、前線からの追い込み、セーフティファースト。イラク戦での危なっかしさがほとんどなくなっていた。考えてみれば、UAE戦の守備は残念だったが、タイ戦は格段に改善されていた。今回も同じと言う事かもしれない。約1週間の強化期間が与えられれば、選手のコンディションも揃い(同時にハリルホジッチ氏も各選手の見極めができる)、氏も約束事を徹底できる、と言う事なのだろうか。 開始早々に、原口が、自らのボール奪取を起点に田の軽妙なボールさばきを受け先制したことで、完全に日ペース。一見、攻め込まれているように見えるが、危ない場面はほとんどなく前半終了。ここまで、ハリルホジッチ氏は攻撃の整備や連係については、あれこれ工夫していたが、守備についてはあまり感心しなかったので、これは嬉しい驚きだった。「これだけやれるならば、もっと早くからやってくれ」との野暮は言うまい。 原口

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    koichi99 2016/10/12
    守備がうまくいってたのでね、ウノゼロで終わらせないと。
  • FC東京は何のために城福氏を起用したのか: 武藤文雄のサッカー講釈

    J2ジェフ対エスパルスをノンビリ映像観戦する日曜の夕刻。ふと、気が付いた。両軍の監督は、関塚隆と小林伸二、何と2人とも私の同級生ではないか。考えてみれば、歴史、予算規模、ホームタウン、スタジアム、いずれも相当なレベルにあるが、過去のほんのちょっとした不運から、J2での戦いを余儀なくされている両クラブ。早期のでのJ1復帰を目指し、国内で実績屈指の名監督を招聘しているわけだ。 試合そのものも、スリリングな点の取り合いでおもしろかった。両軍関係者の悲喜こもごもを想像すると、何とも言えないが。 さて、その試合中に飛び込んできた情報。FC東京が、城福監督を解任したと言う。おお、この人も、同級生ではないか。いや、同級生かどうかは、何ら質的な問題ではないのですが。 FC東京は現在勝ち点26の13位、確かに代表選手やそれに準ずるスタアを多く抱え、昨シーズンは4位にい込んだクラブとしては、非常に不満があ

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    koichi99 2016/07/26
    なんだかんだでJFKは、引き取り手がありそう。まあしかし、かつてのムービングフットボールと甲府でやってたサッカーが違い過ぎて、どう捉えたらいいかわからないというのはある。
  • ハリルホジッチさん、わかっているよね: 武藤文雄のサッカー講釈

    ハリルホジッチ氏はアジアを舐めている。 シンガポール戦にせよ、この北朝鮮戦にせよ、相手の能力を軽視し、自分の都合だけで試合に臨んでいる。さらに、状況の悪さの修正を怠っている。 誤解しないで欲しいが、私はアジアサッカーの特殊性を指摘しているのではない。むしろ、正反対だ。日の戦闘能力はアジア屈指だから、シンガポールが守備を固めてくるのも、北朝鮮がシンプルだが高さを前面に押し立ててくるのも当然の話。これはレベルこそ違え、ドイツやアルゼンチンが各大陸の大会で苦労するのとまったく同じだ。それに対して、的確な準備をせずに試合に臨み、しかも試合中に修正ができていない。これだけ実績のある監督だけに、この2試合の失態は、氏が「アジアを舐めている」が故としか思えないのだ。 開始早々、右サイドバックに起用された遠藤航の好クロスを、敵DFを振り切った武藤雄樹が押し込んだ。五輪代表の主将と、今シーズン「化けた」攻

  • ハリルホジッチ氏、罠にはまる: 武藤文雄のサッカー講釈

    ひどい試合だった。 正にサポータ冥利に尽きる試合だった。40年以上にも渡る己のサポータ人生でも忘れ難い、腹が立って仕方のない試合と語っても過言ではないな。ハリルホジッチのバカ野郎。 前半、香川田の厳しいマークに岡崎は苦しんだ。田が絞って入ってくるのは、このチームのやり方の1つなので、田がマークを引き連れて岡崎の近傍に入ってくるのは一種の必要悪とも言える。実際、ペナルティエリア近傍で、田がしっかりとキープしての好機は作れていたのだし。しかし、香川がズルズルと岡崎と同じラインでボールを待ち続けるのは不思議だった。確かに開始早々に、トップ近くで見事なターンから決定機を掴んだのは確かだが、それ以外の時間帯は最前線でほとんど消えていた。さらに悪い事に、各所で報道されたように、岡崎はハリルホジッチ氏に「最前線から動くな」と指示されていた模様で、普段ならば岡崎が作るスペースを活かしや、岡崎の飛

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    koichi99 2015/06/17
    "繰り返すが、八つ当たりである。  もう許せない。私はハリルホジッチ氏を許せない。"
  • 究極の幸福: 武藤文雄のサッカー講釈

    他力願なのは残念だが、コートジボワールが容易にはギリシャに勝てない事は間違いない。日は淡々とコロンビアに2点差の勝利を狙うのみである。 2006年と状況は全く異なる。当時は「優勝候補筆頭のブラジルに3点差で勝つ」と言う不可能に近いミッションだった。それに対して今回は24年振りに2次ラウンド進出を決めているコロンビアに2点差で勝つ事。現実性が全く異なるのは、言うまでもない。 元々このチーム、ダメな時はとことんダメな試合をしてしまう傾向があった。昨年の東欧遠征の酷さは記憶に新しいし、3次予選ホームウズベキスタン戦など「ここまで情けない試合をしてくれるか」と嘆息したのは、懐かしい思い出だ。 ただ、これらの凡戦は、選手達のコンディションが悪かった時であり、最後の総決算で中々思うに任せない試合を見せられるとは思わなかった。ギリシャ戦はだいぶ改善された感もあったが、コートジボワールの足の止まり方は

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    koichi99 2014/06/25
    2006年よりは、かなり可能性はある。まだ運はある。
  • 自滅だから立て直しは容易だ: 武藤文雄のサッカー講釈

    思うに任せないからサッカーおもしろい。ただ、ここまで思うに任せないサッカーを見せられるとは思ってもいなかった。 初戦で負けたと言う結果はとても残念だ。しかし、結果以上に残念だったのは、この4年間継続して強化してきた、素早いパスを回すサッカーを放棄してしまった事だ。対戦相手のコートジボワールがよさを消してきた訳でもない。ただ、日の各選手が、押上げを怠り、パスコースを作る努力をせず、自分たちが得意なサッカーをしようとしなかった。 逆転を許した後、今こそ粘り強くボールを回していやらしく攻め込まなければならないのに、淡泊な縦パス主体の攻撃しか狙わない。さらに驚いたのは、終盤吉田麻也を前線に上げ、パワープレイに出た事。チーム全体が、得意なプレイを意図的に放置してしまったのだから、残念だった。 そのような試合ができなかったのには2つの要因があると思う。 1つはあまりに慎重過ぎた事。前半立ち上がりか

  • 憲剛と寿人のために: 武藤文雄のサッカー講釈

    ザンビア戦、3対3になる同点弾をらった直後、何とも言えない「ああ、またか」的な重苦しい雰囲気が漂った。 そこからのキックオフ。遠藤爺と交代した青山の「一発やってやろう」と言う表情は、中々のものだった。そして、キックオフ直後の、青山得意の鋭く深い縦パス、大久保の完璧なトラップからの一撃。凄い得点だった。もうあれを見てしまうと「守備がどうのこうの」と言った議論は飛び去ってしまったのは、1つ前のエントリで講釈を垂れた通り(まあ、ひどい守備だったけれどもねえ)。 ともあれ。 あの青山の高精度縦パスにせよ、大久保の超弩級弾にせよ、それぞれJで見慣れた光景ではあった。青山の速射砲の受け手は佐藤寿人、大久保へのセンチメータパスの出し手は中村憲剛と言う違いはあるものの。そして、(前回も述べたが)あのような攻撃を防ぐ手段はカンナヴァーロしかないのだ。 青山、大久保が共にプレイするのは、今回の代表チームが初

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    koichi99 2014/06/09
    脈々と受け継がれるものがあるのはいいよなぁ。あらためて、憲剛も寿人もスゴイと感じられる。
  • ベガルタ、アーノルド氏を更迭: 武藤文雄のサッカー講釈

    ベガルタがアーノルド氏を更迭、渡邉晋ヘッドコーチの監督就任を発表した。仕方がない判断なのかもしれない。 アーノルド氏は、チーム作りの能力は十二分に持っていたと思っている。開幕戦のアルビレックス戦は内容に乏しい試合だった。しかし、アントラーズ戦を経て、3試合目のガンバ戦は、非常に質の高いサッカーを見せてくれたからだ。ところが、残念な事にナビスコをはさんだ4戦目のアルディージャ戦に、勝ちを急ぎ過ぎたのか後方をおろそかにしたやり方で臨み、守備陣の信じ難いミスも重なり惨敗してしまう。これで、精神的に完全に追い込まれてしまったのだろう。5戦目のヴァンフォーレ戦は、今期丁寧に積み上げてきたものを放棄し、昨年の基ラインナップに戻すやり方を採り、結果的に勝ちきれず。これにより、いよいよプレッシャに溺れたのか、レッズ戦では、敵地の強豪戦にもかかわらず、無謀な前掛かりで臨み、再度惨敗を喫してしまった。 思え

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    koichi99 2014/04/10
    違約金免除要項なんてあるのか。良し悪しなんだろうが、それがあるなら成績出てない状況だと切りやすいわな。
  • とにかく守備の再構築を: 武藤文雄のサッカー講釈

    ベガルタはレッズに0対4で完敗。結果も悲しかったし、内容も乏しいものだった。しかし、それ以上にこの難敵と闘うべきゲームプランに失望した。 レッズと敵地で戦う。難しい試合になるのはわかっている事。ただ幸い、ペトロビッチ氏は相手によって極端にやり方は変えてこない。だから、相手のよさを消す試合をするのが定石と言うもの。ところが、ベガルタは思うように勝ち点を上げられていないためだろうか、あまりに自分位のゲームプランで試合に臨んでしまった。 レッズの攻撃は3シャドーの連係と、両翼が張り出す所に特徴がある。中でも脅威は言うまでもなく原口。昨季終盤よりすっかり安定感を増し、長いドリブルの後の細工が絶妙になってきている。どんなチームでも、原口を加速させないように注意して試合に臨んでいる。そのためには、柏木なり興梠を厳しくマークし、原口にボールを出させない工夫が必要。って、どこのクラブで心がけている事だよ

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    koichi99 2014/04/07
    「この人がかなりナイーブな人な事は間違いないようだ。」なんか、そんな気がする。
  • ベガルタ、まず守りだ: 武藤文雄のサッカー講釈

    あれこれ諸事都合で、ようやく4節目の今日、今シーズン初観戦が叶った。 やはり生観戦はよい。ノンビリと電車で大宮に向かう。大宮駅に近づくにつれての高揚感。NACK5スタジアムのロケーションは絶品。大宮駅からトコトコ歩き、氷川神社参道で競技場に近づく雰囲気は最高だ。すっかり春めいた暖かな気候、最高の観戦日和だ。繰り返すが、やはり生観戦はよい。 酷い目に会ったけれども。 前半、ベガルタは2点を奪われる。 まずはキックオフ直後。落ち着かない蹴り合いが続き、アルディージャの何でもないクリアに、センタバックの石川直樹と渡辺広大が2人でラドンチッチ競りかけてしまい、家長にフリーでオープンに抜け出され、逆サイドから走りこんだ渡部大剛に決められ失点。そしてアディショナルタイム、同じような流れでラドンチッチに石川と鎌田(広大の負傷でCBに下がっていた)が2人で中途半端に当たりに行くも止められず、後方から走りこ

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    koichi99 2014/03/24
    「繰り返すが、やはり生観戦はよい。」歓喜も屈辱も全てを味わえるからいいのだよな。
  • 中澤祐二と中村俊輔からのお年玉: 武藤文雄のサッカー講釈

    あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。 天皇杯を生観戦した後、仙台に帰省しノンビリしているところです。新年早々、中澤佑二と中村俊輔の妙技を堪能させていただきました。よい年になりそうな気がします。では、その観戦記から。 相性と言うのはこう言うものなのか。 前半半ばくらいだったろうか、右サイドからのクロスに佐藤寿人が抜け出しかけたがオフサイドとなった場面があった。「さすが寿人」と感じる鋭い動き出しだったが、わずかに飛び出すタイミングが早かったのか。ところが、副審の旗が上がったその瞬間、信じ難い光景を見た。寿人の動き出しの早さに置いていかれた中澤だが、一歩遅れたものの寿人のボールコントロールには、しっかりと絡んでいたのだ。瞬発力では寿人に叶わない事を中澤はよくわかっていたのだろう。しかし、瞬発力でやられ時間遅れが生まれても、寿人が仕事をする瞬間に、寿人が仕事をしようとする場

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    koichi99 2014/01/06
    俊輔はなぜかワールドカップには見放されているが可哀相だな。ピンチキッカー制度があったら間違いなく入れたい。
  • 天皇杯決勝2013-14展望: 武藤文雄のサッカー講釈

    サンフレッチェ対マリノス。リーグ戦優勝を直接争った同士が、天皇杯の覇を競う。1シーズンを通して、安定した戦いを演じた両チームとは言え、戦闘能力差があまりない現状のJリーグで、このような状況になるとは。 準決勝、マリノスは個人能力の高さで、サガンを振り切った。 豊富な運動量と、激しい当たりを軸にしたサガンの中盤守備。マリノスは、中盤を抜け出すのに再三苦労したが、それでも俊輔が輝いた。サガンは複数の選手が起点の俊輔を囲み、押さえようとするのだが、富澤、中町、兵藤の献身もあり、囲み切れない。そして、俊輔は僅かな隙を見つけては、巧みなスクリーンプレイをはさんで、鋭い展開を見せる。そして、エヒメッシは、相変わらず前を向いてボールを受けると、いやらしい突破を見せる。 一方で、マリノスゴール前には中澤が君臨し続けた。確かに往時と比較して、瞬発力は衰えたかもしれない。しかし、対人距離と予測が抜群で、肝心の

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    koichi99 2014/01/02
    「東京のサポータは5人目のアーリアの際に 「もういくつ寝ると」と歌を始めてしまい、逆にアーリアにプレッシャをかけてしまった。」だな。
  • 日本一と連投: 武藤文雄のサッカー講釈

    イーグルスが日選手権を制し、日チャンピオンとなった。故郷の野球チームの日一。心底嬉しい。 しかし、最後の最後に、イーグルス星野監督が前日160球投げていた田中を起用した事で、歓喜が随分と薄いものになってしまった。 誤解しないで欲しいが、投手の酷使を気にしているものではない。それはそれで、いかがなものかとは思う。けれども、「目先の勝利」と「各選手の永続性」のバランスは中々難しいのは否定しない。 そして、星野氏が、田中を酷使する事が「勝つ確率を高めるため」なのだったら、(非難する向きもあるだろうが)彼の仕事は「イーグルスを勝たせる事」なのだから、それはそれで納得できる。けれども、私が乗り切れないのは、「美馬や則の方が抑える確率が高いのに、星野氏は大向こう受けを狙って田中を使った(ようにしか、私には見えなかった)」からだ。真剣勝負こそ、最高の娯楽のはずではないか。 ともあれ、素直に喜びを

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    koichi99 2013/11/05
    "すると、母に叱られた。 「いや、違う。あそこは、やはり、何があっても田中に投げさせるしかない。」 と。"
  • 暗き試合も、いとをかし: 武藤文雄のサッカー講釈

    残念な試合だった。 何か最初から雰囲気が暗い。セルビア戦でもっとやれるつもりだったのが、鼻っ柱を折られた事が相当ショックだったのかもしれない。開始早々香川が切り返しから放ったミドルシュートは、香川らしからず明らかに力が入り過ぎていた。柿谷が抜け出してGKにブロックされたシュート、チーム全体の重苦しい雰囲気に足を引っ張られ、柿谷独特の冷静さが見られなかった。失点は、左右からクロスを連発されズルズルと後退してしまいミドルシュートをらったものだが、チーム全体が弱気になっている典型的場面だった。 ベラルーシは前線から組織的なプレスをかけてきたため、攻めあぐむのは仕方がない。だったら丁寧にボールを回して、いかに敵に隙を作るかを考えなければならないのに、遠藤爺以外のほとんどの選手が無理に攻めかけようとしていた。さらに、強引に中盤でボールを奪おうとするが、必ずしも体調のよくない選手が多いから、結果的に

  • 中毒患者必敗の理: 武藤文雄のサッカー講釈

    現場を押さえている連中には勝てないのだよ。でも、心配は無用だ。40年間、堪能し続けてきた。この程度の愚行はいくらでも経験してきた。 ワールドカップ予選に、直前の準備試合で選抜チームに完敗するような、およそベストとは言えないメンバで立ち向かった事もある。アジアカップに学生選抜を派遣した事もある。連戦連敗の上、一言の反省も語らない代表監督を抱き続けた事もある。ジーコに全てを委ね、ドイツで自爆したのも愉しい思い出だ。Jリーグ開始時に、JSL屈指の強豪だったヤマハが加入できなかった事も相当なスキャンダルだった。日協会御用達の若年層育成単独クラブの存在など、質的なルール違反そのものだ。Jリーグ黎明期のPK戦が愚行なのは言うまでもないが、JSL時代にも採用し失敗していた事を知る人は案外少ないかもしれない。底辺まで8人制を採用する事で、少年たちから出場機会を奪う方策も相当なものだ。 これだけ過ちを繰

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    koichi99 2013/09/18
    それでもサッカーは続くと…。
  • 知恵が足りない: 武藤文雄のサッカー講釈

    Jリーグが2015年シーズンより、新方式を導入するらしい。「らしい」と表現したのは、情報の露出が少ない事、あまりに愚かしいので結局成立しないのではないかとの希望的観測、カエサルから見れば凡人でしかない私は「見たいものしか見えない」から目を背けている、など色々な事情から。 件については、以前述べた事がすべて。あまりに筋が悪いと考えている。短期的なキャッシュインを除くメリットが見当たらないからだ。 それにしても、J当局の知恵の足りなさには呆れてしまう。 ワールドカップ大会での日本代表の見事な試合直後でも、Jリーグの観客は極端には増えなかった。同様にどんな素敵なプレイオフを行い、一般の方々からの注目を集めたとしても、それだけではダメなのだ。そうやって広げた間口を契機にサッカーに触れてくれた人々とを、Jリーグ観戦に定着させる方策がなければ、結局トータルな観客増にはつながらない。 さらに言えば、

  • 素晴らしい試合だった: 武藤文雄のサッカー講釈

    先日の日韓戦。双方の特長がぶつかり合う、とてもおもしろい試合だった。 終わってみれば、柿谷と言う我々にとって、大事な大事なタレントの2得点で勝利。しかも、勝負を決めたのはアディショナルタイム。結果的には最高だった。もちろん、内容にはもちろん不満もあったし、当に難しい試合だった。 そして、その歓喜は、幼少時から心底わかり切っている「韓国に勝つのは当にシンドイ」と言う実績により、一層際立つものとなる。 先方からすれば、当に忌々しい試合だったと思う。少々単調なきらいはあったし、押し込んでいた割には決定機は少なかった。とは言え、日独特のパスワークを粉砕し、多くの時間帯で攻勢をとっていたのだから。あのような負け方は、あれはあれで、サッカーの魅力である。 韓国サポータにちょっと羨望したりして。 そして、お互いが、あの素晴らしい試合を堪能できた。これぞ、最高の娯楽である。両軍の選手たちに、最大限

    koichi99
    koichi99 2013/08/07
    コメントが下衆。