著者:黒川 創出版社:図書出版みぎわ装丁:単行本(608ページ)発売日:2023-12-11 ISBN-10:4911029048 ISBN-13:978-4911029046 いまある日本語の文学は、どのように書き継がれていったのか―― この度、『鶴見俊輔伝』で第46回大佛次郎賞を受賞した黒川創の評論集が刊行されました。本書は、2013年に伊藤整文学賞を受賞した『[完全版]国境』の続編ともいえる内容であり、90年代後半から現在に至るまで、黒川創が思索し続けた「国境」と「外地」をめぐる文学史論の決定版です。2015年に河出書房新社より刊行された『鷗外と漱石のあいだで 日本語の文学がうまれる場所』に、アンソロジー『〈外地〉の日本語文学選』(新宿書房、全三巻、1996年)の解説、書下ろしの「新しい定住者が生みだす世界 金達寿から始まったもの」を加えてまとめた一冊。800人を超える人名索引のほか