不安といら立ちを募らせ、将来におびえる何千ものアメリカ国民がアメリカ各地で集結し、今後数週間で予定される多くの「都市封鎖」抗議デモに参加しようとしている。人口の割合としては少数かもしれない。参加理由もさまざまだ。だが少なくともその一部は、現実的かつ差し迫った声を代弁している。仕事や収入なしで自宅待機させられるのはきつい、という声だ デモに参加する国民は少数派であり、世論調査では大多数が新型コロナウイルスの流行が収まるまでは制限措置を支持するとしている。アメリカでは新型コロナで5万人を超す死者が出ている。医療専門家は制限解除を急ぎすぎないように警告し、デモ中に感染が広がるリスクにも懸念を強めている。 「政治家はワーキングクラスの現実を知らない」 デモ参加者の多くはトランプ大統領の熱心な支持者で、トランプ氏再選に向けて保守主義的な雰囲気を盛り上げようとしている。そうした人々が、州を「解放せよ」