採用を断られた腹いせに新生銀行の社員用ウェブサイトを改竄(かいざん)したなどとして、警視庁ハイテク犯罪対策総合センターと原宿署は不正アクセス禁止法違反などの疑いで、インド国籍で東京都江戸川区清新町、元派遣社員、アビナッシュ・シャルマ容疑者(32)を逮捕した。 調べでは、シャルマ容疑者は今年2月18日から3月11日までの間、以前、新生銀に派遣社員として務めていたときに入手していたIDとパスワードを使い、67回にわたって新生銀の内部ネットワークに不正にアクセス。 4回かけて約2600件のファイルを削除するなど社員用ウェブサイトを改竄した上、自分の犯行が発覚していないか確認するため、63回にわたって同社幹部のメールをのぞき見た疑い。 シャルマ容疑者は平成16年に、インドにある新生銀子会社から派遣され、約3年間、新生銀でシステムエンジニアとして勤務。「自分のレベルを上げたい」と19年10月に退社し