先日、ひょんなことから「ごぼうの梅煮」という料理の存在を知った。ごぼうが甘くフルーティーになるという。 ごぼうが、フルーティー。 野菜の中でも特にモッサリとして土臭く、最も果物っぽさからかけ離れたごぼうが、である。まるで「わかりやすい間違い探し」みたいな文言じゃないか。俄然気になる。しかし売っているのを見たことがない。 となると、やはり自作するしかあるまい。というわけで、ごぼうを煮てみました。しかも50時間。
先日、ひょんなことから「ごぼうの梅煮」という料理の存在を知った。ごぼうが甘くフルーティーになるという。 ごぼうが、フルーティー。 野菜の中でも特にモッサリとして土臭く、最も果物っぽさからかけ離れたごぼうが、である。まるで「わかりやすい間違い探し」みたいな文言じゃないか。俄然気になる。しかし売っているのを見たことがない。 となると、やはり自作するしかあるまい。というわけで、ごぼうを煮てみました。しかも50時間。
フランス料理の調理法の一つに“コンフィ”というものがある。「肉をその脂肪とともに長時間煮込み、そのまま漬け込んだ保存食」のことを言うらしい。 前から知識として知ってはいたが、フランス料理なんて滅多に食べに行かないし、行ったところでコンフィは頼んだことがない。なんでも、肉が非常に柔らかくなるという話だ。うーむ、食べたい。ものすごく食べたい。 でも、別にわざわざ店まで行かなくたって、自宅でも作れるんじゃないか? だって脂で煮ればいいだけの話なんでしょう? というわけで、コンフィなるものを作ってみることにした。果たしてちゃんと作れるんだろうか。 (高瀬 克子) まずは、豚バージョン いきなり肉をキロ単位で買ってしまったあたりに、私の意気込みを感じていただきたい。 なんたって肉も脂も大好物だ。どうして今までコンフィ作りに手を出さなかったんだろう? と我ながら不思議に思うくらい、ドンピシャな調理法じ
スイカを食べると「夏だなー」と思う。そして、一瞬にして子どもの頃の記憶がよみがえる。 …夏休みの一日。実家の居間で、蚊にくわれた足を掻きむしりながらナイターを見る。目の前にはスイカの山だ。さっき夕食をあんなに食べたのに、まだ食べるのか。 「塩は?」「いらなーい」「蚊取り線香、付けてよ」「はーい」「おまえスイカの食べ方が贅沢だよ」「え?」 (記憶戻る)…そうだった。白状しよう。実はスイカの食べ方が昔から贅沢だ。ちょっとでも果肉が硬い部分にさしかかると、もう食べたくなくなる。だって味がしないんだもの。青臭いし。 あの白い部分。なんとかならないものか。 (高瀬 克子) ウリ同士 スイカの白い部分をなんとかしたい、と考えたのには理由がある。夏は、スイカよりも冬瓜が好きでよく食べるのだが、皮を剥きながら「これってスイカの仲間だよな」と思ってしまったのだ。 いわば「スイカの白い所だけ」とも受け取れる冬
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