<速報> 2008/09インフルエンザシーズンにおけるインフルエンザ(A/H1N1)オセルタミビル耐性株(H275Y*)の国内発生状況 [第1報] 要約 昨シーズン初め以来、オセルタミビル(商品名タミフル)に対して耐性を示すA/H1N1亜型(ソ連型)インフルエンザウイルスが世界各国で高頻度に分離されている。わが国でも2008/09シーズンに入ってから、A/H1N1分離株の98%がオセルタミビル耐性となっている。これらの耐性株は別の抗インフルエンザ薬であるザナミビル(商品名リレンザ)には感受性である。病原性も通常のA/H1N1流行株とほとんど変わらず、特に重症例との関連は報告されていない。タミフル耐性ウイルスの抗原性は、今シーズンのA/H1N1ワクチン株A/ブリスベン/59/2007に類似しているので、ワクチンが有効であると予想される。昨シーズンに引き続き、今シーズンも抗インフルエンザ薬耐性