社会 心臓移植渡米:急激な円安…手術や滞在費上がり遠のく希望2014年12月22日 Tweet 急激な円安・ドル高により、米国での心臓移植を望む子供や家族が負担増に直面している。海外からの移植希望者が増えている米国では手術費自体が値上がりしているが、千葉県松戸市の三輪響子さん(12)の場合、円が2カ月間で1ドルあたり10円超下落した影響だけで、想定額が2000万円前後アップした。支援者は円安がさらに進む前に前払い金だけでも払えないかと募金を続けている。【関谷俊介】 米国での移植手術費はもともと上昇傾向にあった。国立成育医療研究センターによると、自国での臓器提供推進を提言するイスタンブール宣言の採択(2008年)以降も、国外の移植希望者を受け入れ続ける米国に患者が集中していることが一因と推定される。 心臓のポンプ機能が低下して血液循環が滞る「特発性拡張型心筋症」を患っている三輪さんは、