1.概要 環境省では、平成7年度より、化学物質の生態影響試験事業として、化学物質の生態影響に関する知識の集積、生態系に対するリスクの評価、OECDにおける高生産量(High Production Volume: HPV)化学物質の有害性評価プログラム(HPVプログラム、現在の「化学物質協同評価プログラム」)や定量的構造活性相関(QSAR)の開発に貢献すること等を目的として、化学物質の生態影響試験を実施してきた。その成果を国際的に利用可能なものとするため、OECDの定めたテストガイドラインに準拠した方法により、環境省の優良試験所基準(Good Laboratory Practice: GLP)に適合している試験施設において実施してきている。 2.試験の概要 OECDの定めたテストガイドライン又は化学物質の審査及び製造等の規制に関する法律(昭和48年法律第117号。以下「化審法」という。)に定