◎天然芝化や公園整備 立花社長に聞く 東北楽天は今季、内外野を天然芝化するとともに、左翼席後方に観覧車などのある公園「スマイルグリコパーク」を5月に開設し、魅力ある球場づくりに力を注いでいる。シーズン前半を終え、その手応えや、野球の試合以外でも広い世代が楽しめる「ボールパーク化構想」について、東北楽天の立花陽三社長に聞いた。(聞き手は金野正之) -天然芝の本拠地球場は12球団でもわずか。球場の一番の売りになった。 「天然芝にしたのは、本物を見せないと人は去ってしまう、という思いがあったから。人間は五感で体験することが大事だし、野球は本来、屋外でするもの。米大リーグでも一時期、ドーム球場が主流だったが、今はほぼ全てが天然芝の球場になった。夏の(高校野球)甲子園大会がドーム球場で行われたら盛り上がらないでしょう」 「今まで以上にグラウンド整備に時間やコストがかかる面はある。だが、球場内