日経新聞の吉田誠一記者は毎週水曜日に「フットボールの熱源」というコラムを書いている。ヨーロッパのサッカークラブとその環境やサポーターのことを良く知っている(勉強している)。 クラブは苦痛を売る 3月末、Jリーグのゼネラルマネージャー講座で講師を務めたリバプール大学のローガン・テイラー博士(サッカー産業グループ)は受講者に「プロサッカークラブは観客に何を売っていると思いますか」。と尋ねたという。「夢を売っている」「感動を売っている」「熱狂を売っている」。普通はそう答えるだろう。テイラー氏によれば、違うのだという。「プロサッカークラブは苦痛を売っているんですよ」 支持するチームが先制されれば、サポーターは心を痛める。負ければなおのこと。リードしていても、「追いつかれるのではないだろうか」とひやひやする。勝ったとしても、「次は鹿島戦かよ」と心配になり、「こんなことで1部に残留できるのか」と思い悩
【読売新聞】 Jリーグが22日に開幕する。最近、「サッカーで攻撃的な展開に欠け、退屈に感じる試合がある」という声を耳にする。前線や中盤でボールを奪いに行かず、極端に守備的な戦術を取るチームが増えているためだ。メジャースポーツの中には
画一的に見えるJサポーターだが、実際は多様な考えや行動様式を持った人の集合体だ。だから「サポーターはこうあるべきだ」「あいつはサポーターではない」などという画一的な考え方が成立しないのは当たり前のことと言える。 「知ってる人も知らない人もみんなでワイワイ観戦できるのがスポーツの良さだと私は思うんだけどな」と、おのののかさんがいう通り、様々な人が、スタジアムでスポーツを楽しんでいる。サッカーも例外ではない。 「サポーター」と一括りにされているが、実際には、どのような人がいるのだろう。「ああいう人、いるよね」「あるある!」「変わった人もいるよね」・・・。 いくつかの切り口でサポーターを分類することができる。分類すると「サポーターとは、どのような人の集まりなのか」が見えてくる。「思想分類 5種類」「ファッションによる分類 5種類」「行動単位による分類 2種類」「参加方法による分類 2種類」そして
昨年11月に20年間のプロ生活にピリオドを打ったサッカー元日本代表DF加地亮さん(38)が大阪・箕面市のカフェに今年2月、“就職”した。自らが取締役を務める会社が運営し、妻・那智さんがオーナーを務める「CAZI cafe」の店員だ。サッカー解説者やイベント出演も行っているが、多い時は週5日カフェに勤務。豊富な運動量で右サイドを疾走したサイドバックは、第2の人生でも休むことなくひた走る。(取材・恩田 諭) * * * * 今年2月から「カフェの店員」となって約7か月。爽やかな笑顔は変わっていない。日本を代表する右サイドバックはカフェでも忙しく動き回っていた。 「(現役の時と生活は)大きく変わってますね。(解説などの)自分の仕事がない時は、週5日働いています。(ファンから)『ホンマに働いてるんですね』ってよく言われる。そんなに働いてないんでしょ、って感じでみんな思ってるんですけど、ガチで
オランダサッカー協会(KNVB)10月から新たなルールを導入したアマチュアリーグを発足させるようだ。31日、公式サイト発表している。 これまでもビデオ・アシスタント・レフリー(VAR)や監督、スタッフへのレッド・イエローカードの提示など新ルールをいち早く導入してきたオランダサッカー協会。 今回は新たに3つのルールを導入した新リーグを開設するようだ。 1つ目のルールは『セルフ・パス(フリーキック時に自分へのパスが可能に)』これまではキッカーは他の競技者がボールに触るまで再び触れることはできなかったが、これが可能に。 2つ目は『スローインの代わりにキックイン』このルールはフットサルのようにサイドラインを割ったとき蹴り入れることができることになった。 3つ目は『イエローカード5分間退場、レットカードなら5分間退場と退場選手の交代』警告に対する処分もこのリーグではこのようになった。レッドカードに対
サンクトペテルブルクのスタジアムで行われたFIFAワールドカップ2018ロシア大会・予選グループBの試合中、ヴァヒド・アミリ(イラン)とノルディン・アムラバト(モロッコ)が衝突。その後ノルディン選手は、意識不明でピッチに横たわった (Photo by Mike Kireev/NurPhoto via Getty Images) サッカーにより深刻な脳の損傷を負う可能性がある、という複数の研究結果が出ている。しかし今のところ、国際サッカー連盟(FIFA)はほとんど対策を講じていない。ヘディングによって選手たちの頭部損傷や脳疾患のリスクを抑えるためにも、ルールを改定すべきなのか? サッカーW杯2018ロシア大会・予選グループBの開幕戦の最中、モロッコ代表MFノルディン・アムラバトは、対戦相手のイラン代表の選手と頭同士を激しく打ちつけた後、ピッチへ倒れ込んだ。ピッチサイドへ運ばれてチームの医療ス
イブラヒモビッチの加入などタレントも充実の一途をたどるMLS。ピッチ内の魅力は十分にある。(C) Getty Images 画像を見る 7月最後の日曜日、夏休みに家族と訪れていたロサンゼルス。メジャーリーグ・サッカー(以下、MLS)観戦をしようと、半ば無理やりに家族を巻き込み、ダウンタウンからカーソンまで車でH110を南下した。 最近サッカーに首ったけな息子は、今年3月にマンチェスター・Uからロサンゼルス・ギャラクシーへ移籍してきた元スウェーデン代表FW、ズラタン・イブラヒモビッチを拝めると助手席で目を爛々とさせていた。 そのLAギャラクシーが、ホームのスタブハブセンターへオーランド・シティFCを迎えた一戦には、2万4941人の観衆が集った。試合は都度リードを許す展開を強いられたLAギャラクシーだったが、“主役”イブラヒモビッチのハットトリックの活躍で逆転勝利する。しかしエキサイティングな
昨季のルヴァン杯王者セレッソ大阪と、南米カップ王者インディペンディエンテ(アルゼンチン)が対戦するスルガ銀行チャンピオンシップ(8日)の前日会見が7日、試合会場のヤンマースタジアム長居内で行われた。 C大阪は尹晶煥監督(45)とMF秋山大地(24)が出席。5日の鳥栖戦も0-1で落としたC大阪は、J1リーグ戦で6戦勝ちなし(3分け3敗)と苦しむ。尹晶煥監督は「リーグでいい結果を出せておらず、少しでもいい雰囲気にするために勝つしかない」と力をこめた。 メンバーを入れ替えて臨むため、若手にはチャンスとなる。秋山は「Jリーグ代表として恥じないように、絶対に勝ちたいと思います。個人としてはすごくチャンスの試合」と気合十分。南米の強豪クラブに対し、指揮官は「素晴らしい名門チーム。その相手に足りない部分は多いと思うが、すごく楽しみな試合。われわれの力をもう1回、試せる機会」と位置付けた。(以下略、全文は
「優勝予想は……やっぱりブラジルですね」 W杯特集のテレビ番組に出演する多くの解説者たちがそう述べていた。 しかしどうだろう。サッカー王国はベスト8であっさり敗北した。ブラジル全国民の夢を打ち砕いたのは、決勝トーナメント1回戦で日本を、後半ロスタイムの逆転弾で破ったベルギーだった。 彼らはいかにして、優勝候補筆頭のブラジルを撃破したのか。 前回王者ドイツをメキシコが下し話題となった一戦の、ツイッター上での戦術分析をまとめた「twitterの戦術家たちがメキシコを丸裸に。ドイツ対メキシコ リアルタイム分析レポ」に続く第2弾を、私サッカーアナライザー(@_socceranalyzer)がお届けする。 【キックオフ 日本時間7月6日 27:00】 ブラジルのスターティングメンバーはGKアリソン、DFは右からファグネル、チアゴ・シウバ、ミランダ、マルセロ。MFはフェルナンジーニョ、パウリーニョ、コ
文 ジェイ フットボリスタをご覧のみなさま、はじめまして。「ジェイ」(@RMJ_muga)と申します。2018 FIFAワールドカップ ロシア大会が開幕してはや10日。みなさん、眠れぬ夜をお過ごしではないでしょうか。私も寝不足です。 ワールドカップのグループステージと言えば「両チーム慎重になって意外と盛り上がらない」というのが相場ですが、今回は開催国ロシアの開幕大量得点やスペイン対ポルトガルの壮絶な打ち合いなど、見ごたえのあるゲームが多数展開されています。 中でも、特にネット界隈を賑わせたのが、17日(日)に行なわれたドイツ対メキシコの試合。前回王者ドイツが初戦で敗れるという番狂わせもさることながら、メキシコが展開したドイツ対策に大きな注目が集まりました。 当然、その模様はフットボリスタが運営するサロン「フットボリスタ・ラボ」でも大きな話題に。試合後の、この五百蔵容さんのツイートを見た浅野
日本サッカーにもっと苦痛を! カテゴリ: サッカー批評 土曜日の日中戦は面白くなかった。 でも「試合後」が面白かった。 日本代表について、岡田ジャパンについて、 いつになく熱のある意見が飛び交ったからである。 内容は試合内容、岡田ジャパンの行く末に止まらない。 日本サッカーの将来にまで膨らんでいた。 あの寒いスタジアムに3万人近い観客が足を運んだ。 フジテレビも生中継している。 岡田監督にとっては「トレーニングの一環」かもしれない。 でもファンが代表戦、サッカーから離れたら悔しい。 宇都宮徹壱さんはスポナビのコラムでこう書いている。 それよりも私が危惧(きぐ)しているのは、 何も言葉を発することなく、試合終了前に席を立った人々のことである。 気温2.5度の寒空の下、ほとんどカタルシスを感じることもなく、 無表情のままスタンドをあとにする人々。 記者席があるメーンスタンドにいた観客は、 その
2018年6月14日、4年に1度のサッカーの祭典FIFAワールドカップがロシアで開催されます。世界中から何万人ものサポーターたちがロシアの地を訪れ、自分の応援するチームの試合結果に一喜一憂することとなります。そんなサッカーの試合において、自分の応援するチームが勝利することは最高の喜びですが、「敗北した際に心に負う痛みは勝利の喜びの2倍以上である」という研究結果をイギリスのイースト・サセックス州にあるサセックス大学の研究者たちが発表しました。 Football makes fans less happy : News and events : Research at Sussex : University of Sussex http://www.sussex.ac.uk/research/newsandevents?id=44576 研究チームはスマートフォンアプリの「Mappiness」
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