Web2.0を特徴づけるキーワードとして「ロングテール」というキーワードが使われることが多い。通常の店舗では品目数上位20%が全体の売り上げの80%を占めるのが普通だが、ネットのビジネスでは残り80%の品目の売り上げが上位20%の売り上げを上回る(図1)──代表例はアマゾン(amazon.com)だ──というように表現されることが多い。 しかし、ちょっと待っていただきたい。 まず第一に、通常の店舗より多い品目数を扱えるというのは、ホントに「Web2.0」の特徴なのか? ネットのほうが品目数をたくさん扱えるのは、94年にアマゾンが創業されてからずっとそうだったのではないのか? Web1.0か2.0か、というのは単なる言葉の定義の問題ではあるが、2.0のほうが、より「進んでいる」というイメージを持たれやすい。しかも、「ロングテール」という言葉が、「かっこいい」「最先端」といったポジティブなイメ
昨今Web2.0という言葉がIT業界を賑わしていますが、皆さんの会社ではどのような取り組みをされているでしょうか?Web2.0で使われるキーワードを元に、新しい製品の開発をされている会社が多いのではないでしょうか?しかし、売るものが変わればマーケティング戦略も変わることに気付かれている方はどれぐらいいらっしゃるでしょうか。当然のことですが、売るものの特性が大きく変われば販売方法も大きく変わります。Web2.0に一部含まれる、昨今のソフトウェアのサービス化の流れにおいてもマーケティング方法を大きく変える必要があると考えます。 今回は「ロングテール的マーケティング戦略」と題して、ソフトウェアのサービス化によって、今までのマーケティング戦略、特に販売戦略をどのように変えるべきか、まとめました。 マーケティング戦略とパレートの法則 新製品の発売や新規ビジネスの立ち上げの際、顧客開拓はどうしています
ロングテールの提唱者であるChris Andersonは,彼のブログ“The Long Tail”の中でメインストリームメディアが崩壊していると叫んでいる。今回で3回目である。公表されている統計データを並べて,旧来型メディアが崩れ落ちる様子を語っている。 彼が集めた統計データは次の通り。 *TV:ネットワークTVの視聴率が,2006年7月に過去最低に。 *音楽:アルバムの売上高が,2006年7月にこの10年間で過去最低に。年間CDアルバムの売上は前年比4.2%減。 *ラジオ:今年のラジオ音楽の聴取数は前年比8.5%減。20年間続けて下降。 *DVD:今年のこれまでの出荷は前年比4%減。 *新聞:発行部数は1987年をピークに下降線の一途。今年のこれまでの発行部数は前年比2.6%減。 以上の従来型メディアは下り坂を転げ落ちているようだ。 だが,意外と今年頑張っている従来型メディアもある。ちょ
2.ビジネスリサーチの情報収集 デスクトップ調査 の基本〜アニュアルレポートなど公開情報から… デスクトップ調査 とは、主にインターネットなどを使用して、公開情報を調査して整理・分析を行うものです。「CIAも収集する情報の95%が公開情報」ということで、情報不足とい… 2021.01.28 2021.05.13 1915 view コラム〜リサーチャーの日常 人生を通じてマッチクオリティーを追求する 知識の幅が最強の武器になる という本で初めて知った「 マッチクオリティー 」という言葉は、経済学の用語で、ある仕事をする人とその仕事がどれくらい合っているか、その人の能力… 2021.05.04 2021.05.13 295 view 2.ビジネスリサーチの情報収集 日常的な情報収集・整理術(Feedly+Dropbox) 【 ビジネス 情報収集 と 情報整理 の基本 】いま目の前にあるリサー
You can search NRI's research and research results from tags, free words, and content types.
WORDCOUNT. An interactive presentation of the 86,800 most common words in the English language. By Jonathan J. Harris / Number27
ソフトウェアサービスでLong Tailは成立するのか、という議論が交わされている。発端はここ。名だたるBlogで取り上げられ、コメントやトラックバックも大量についてなかなかに良い感じで話が展開している。 早速取り上げて・・・と思ったのだが、考えてみると、ASPとWebサービスの話が大部分を吸収してしまう。ビジネスプロセスの分解の話、標準化と規格化の話はXML関連でも為されている。というところで、もう少しベーシックなポイントを深めているVentureBlogの「Of Searches and Psychics: The Costs of Long Tail Businesses」を取り上げたい。 このテーマについては、梅田さん宅でも「ロングテール論について」から、「小さいほうから集積」まで四回続いて取り上げられている。 視点の取り方として、旧来のマスとTailにあたるニッチのどちらのサイ
ロングテール(Long Tail:長い尾)という言葉を聞いたことがありますか。 IT(情報技術)の世界では無数の新語が現れては消えていくのだが、この言葉は昨年秋頃から少しずつ米国で使われるようになった。ロングテールは、インターネットの本質に関わる極めて重要な問題提起を含む新語ゆえ、これから日本でも話題になる機会が増えていくはずなので、詳しく解説したいと思う。 ロングテールとは何なのか。本という商品を例にとって考えてみよう。一年間にどんな本がどれだけ売れたのかを示す棒グラフを作ってみる。縦軸に売れた部数を取り、横軸には左から第一位『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』、第二位『世界の中心で、愛をさけぶ』、第三位『バカの壁』……と売れた順に一冊ごとに棒グラフを連ねていくことにしよう。横軸には「一冊あたり五ミリ」、縦軸には「千部あたり五ミリ」でグラフを書くと、本の売れ方の全体像はどんな形状にな
Forget squeezing millions from a few megahits. The future of entertainment is in the millions of niche markets at the shallow end of the bitstream. In 1988, a British mountain climber named Joe Simpson wrote a book called Touching the Void, a harrowing account of near death in the Peruvian Andes. It got good reviews but, only a modest success, it was soon forgotten. Then, a decade later, a strange
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