阪神・淡路大震災では、消防隊員が限られた人員でどの人を優先して助けるのか、難しい選択を迫られました。震災から24年がたち、大規模な災害が多発するいま、災害時の救助活動に優先順位をつける「トリアージ」の必要性があると考えている消防本部は全国の80%以上に上ることが分かりました。 救助活動の際にどの人を優先して助けるかなど、消防隊員が選別する「トリアージ」の方針があるか尋ねたところ、全体の44.3%が「方針がある」と答えたほか、44.1%が「方針を検討している」と答えました。 全体の88%余りの消防が、限られた人員で多くの人の命を救うためには、「トリアージ」の必要性があると考えていることが浮き彫りになっています。 救助活動の優先順位をつける方針としては、火災現場を優先する、少ない人員で多くの人を救出できる現場を優先する、通報の段階で緊急性が低いと判断した事案には出動しないといった回答がありまし
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