「アルプスの少女ハイジ」「火垂るの墓」などを手がけたアニメ界の巨匠、高畑勲監督の訃報から約1ヶ月が経った。5月15日にはジブリ「お別れの会」が都内で開かれる予定のほか、5月2日から3日にかけ、CS放送チャンネルのファミリー劇場で、「アルプスの少女ハイジ」が一挙放送される。1ヶ月以上にわたって悼まれるあたり、その存在の大きさが偲ばれる。 「アルプスの少女ハイジ」は、スイスの女性作家、ヨハンナ・シュペリによる同名の児童文学を1974年にアニメ化したもので、スイスの高原を舞台にしている。製作にあたりロケーション・ハンティングを約1年間にわたって実施したといい、緻密な描写で多くの視聴者を感動に湧かせた。製作スタッフには故・高畑勲監督のほか、「風の谷のナウシカ」「もののけ姫」など不朽の名作の数々を世に送り出す宮崎駿、任天堂の世界的キャラクター「マリオ」のキャラクターデザインを完成させた小田部羊一に加