【ベルリン=井口馨】ドイツ南西部ブレッテンで2日、男性(81)が、「裏庭に不発弾が落ちている」と警察に通報した。 駆け付けた警察官が調べたところ、「爆弾に非常によく似たズッキーニ」(警察発表)と判明した。 警察によると、ズッキーニは長さ約40センチと巨大で重さは約5キロもあった。黒っぽい外観が爆弾のようにも見える。何者かが庭に投げ入れたと見られる。一時、緊張が高まったが、不発弾ではなく野菜と判明したことから爆弾処理班の出動は見送られた。 ドイツでは、第2次世界大戦で空爆を受けた際の不発弾が頻繁に見つかっている。9月3日には西部フランクフルト中心部で、不発弾処理のため住民約6万5000人が避難した。