2024年4月5日、江崎グリコは基幹システムの切り替え後にシステム障害が発生し、同社や販売委託を受けている一部の冷蔵食品の出荷に影響が生じていると公表しました。ここでは関連する情報をまとめます。 障害後緊急対応するも在庫数合わず業務停止 今回システム障害が起きたのは江崎グリコの基幹システムで、物流、販売、会計などを一元管理するERPパッケージ SAP社製「SAP S/4HANA」で構築された。2024年4月3日の新システムへの移行に伴い発生したが、障害原因の詳細は同社から開示されていない。なおサイバー攻撃によるものではないと取材に答えている。*1 システム障害の影響により同社のチルド(冷蔵)食品17品目(乳製品、洋生菓子、果汁、清涼飲料など)の4月14日以降の受発注および出荷業務に影響が出た。*2 チルド食品以外の常温、冷凍食品の出荷業務はシステム障害発生後も継続して行われている。また同社