カドカワが2月13日に発表した2018年4~12月期決算によると、傘下のドワンゴが運営する動画サービス「niconico」の有料会員「ニコニコプレミアム会員」は12月末で188万人と、9月末から6万人減った。 ドワンゴは、事業計画の進捗(しんちょく)が当初計画を大きく下回るとして、減損損失37億円を計上。収益の柱であるニコニコプレミアム会員の減少に加え、18年11月から提供している位置情報ゲーム「テクテクテクテク」の不振が響いた。ただ、企業や個人ユーザーが動画などを配信できる「ニコニコチャンネル」の有料会員は91万人に増えた。 ドワンゴの不振を受け、親会社のカドカワは2019年3月期(18年4~19年3月)の連結業績予想を下方修正し、売上高は前回予想から10.4%減の2070億円、営業利益は76.3%減の19億円になると発表した。最終損益は43億円と、前回予想の54億円の黒字から一転して赤
ドワンゴが運営する動画プラットフォーム「niconico」が苦境に立っている。リリースが延期している新バージョン「niconico(く)」の新機能についての発表会を行ったが、ユーザーからの反応は冷ややかだった。 「niconico」が苦境に立っている。かつては動画プラットフォームの第一人者として独自の文化を形成していたが、ユーザー離れが加速し、他社に押されているのが現状だ。巻き返しの一手として準備を進める新バージョン「niconico(く)」(読みは「クレッシェンド」)は、10月にリリースを予定していたが延期をしている。 ドワンゴは11月28日、六本木・ニコファーレで新サービス発表会を実施。川上量生会長が登壇し、新サービスを説明した。Web上で同時配信を行い、累計視聴者4万3000人、コメント数は15万に上った。しかし、最後に行った視聴者アンケートの結果は「良くなかった」が87%。大多数の
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