台風15号の被害を受けた千葉市の77歳の女性に無理やり屋根の修理の契約を結ばせたとして、27歳の男が特定商取引法違反の疑いで逮捕されました。 警察によりますと、長嶋容疑者は今月10日、台風15号で住宅の被害を受けた千葉市の77歳の女性の自宅を訪ねて、「次の台風も迫っているので瓦を修理しないと雨漏りしてしまう」などと言い、女性が断ったにもかかわらず無理やり契約を結ばせたとして、特定商取引法違反の疑いが持たれています。 女性は25万円の修理代金を支払わされ、警察は契約書に記載されていた会社名などをもとに捜査を進め、長嶋容疑者を逮捕したということです。 警察は長嶋容疑者の認否を明らかにしていません。 台風15号で大きな被害を受けた千葉県内ではこれまで少なくとも70件以上の悪質商法の被害や相談が寄せられていて、警察は不審な勧誘の電話や訪問があった際にはすぐに相談するよう呼びかけています。