日本の排他的経済水域(EEZ)内で停船命令に従わず逃走したとして、宮古島海上保安部は28日、EEZ漁業法違反(立入検査忌避)の現行犯で、中国船籍の漁船「浙臨漁(せつりんりょう)12786」の船長、劉美●(=くさかんむりに写の与が木)(リュウ・メイロン)容疑者(38)を逮捕した。 海保によると、27日午後2時半ごろ、沖縄本島南側の日本のEEZを航行する同船を海保の航空機が発見。同保安部の巡視船が同11時40分ごろ停船命令を出したが逃走した。 漁船は、約14時間後の翌28日昼、宮古島(沖縄県宮古島市)の北約152キロの海上で停船したため、劉容疑者を逮捕した。 同船はサンゴ漁の漁船とみられ、計8人の乗組員が乗船していた。海上保安官や漁船の乗組員にけがはなかった。