「一連のPC作業のなかで、どうしても無くせない手作業がある。これをどう自動化していくか」。RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)を導入している企業のなかで、こんな課題が浮上している。 この課題をアーム型ロボットやネットワークカメラを駆使して解決したのが三菱UFJ信託銀行だ。同行は4年前の2016年からRPAの社内普及を進めてきた。2019年12月に、それまでRPAで自動化していたPC作業について新たにアーム型ロボットなどを適用し、給紙などの手作業を含めて全自動化した。 同行に先がけ、りそな銀行が2019年6月からアーム型ロボットを用いて入力作業などを自動化しており、導入ブーム到来とも言える状況になっている。