そう思うたびに涙が止まらない。 悲しい。 親ガチャ一つで俺の人生は決まったようなもんだ。 人生全部がガチャ失敗からのエピローグ。 『ゴミのようなキャラクターポイント、酒場の奥、戦士「あ」よ、そなたの人生は終了した、あっ100ゴールドとぬののふくは貰っていくね』 俺の人生はそこから始まって、そこで終わったんだ。 馬小屋の掃除をするだけの人生、勇者たちの冒険譚を聞きながらオラには縁がなかったズラとひとりごつ。 何もねえ人生だった。 最初に全部決まっちまったんだ。 悲しいぜ。 せめて産まれたのがディスガイアの世界なら周りの女の子ぐらいは可愛かっただろうにな。