民主党政権時代、松本龍氏(復興大臣・防災大臣)による「書いたらもうその社は終わり」などとの発言について、主にリベラルと思われる方々による「言論により辞任させた案件で報道の自由が実現されたもの」という評価が目立っているので、事実関係を整理した上で感想を残しておく。 事案の概要東日本大震災後、4ヶ月ほど経って、復興担当大臣と防災担当大臣を兼務していた松本氏は被災地である岩手県・宮城県に赴き、両知事と面会した。その時の主な発言は以下の通り。 岩手県・達増知事に対して ◯九州の人間だから、何市がどこの県とか分からん ◯(達増知事の要望に対して)本当は仮設はあなた方の仕事だ ◯知恵を出したところは助けるけど、知恵を出さないやつは助けない。そのくらいの気持ちを持て 宮城県・村井知事に対して ◯(自身が面会場所に到着したときに村井知事がまだ到着していなかったことについて)先に来るのが筋だよな。お迎えする