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増田と読み物とSFに関するsds-pageのブックマーク (6)

  • 人生はやり直せなかったけれど、もう一度過去へとタイムリープしたい

    信じてもらえないとは思うが、私は過去へとタイムリープした。 先方との約束により、その方法は明らかにできない。しかし、その方法がどんなものであったかなど、この場ではどうでもよい。 むしろ私は、タイムリープが当に実行できたにもかかわらず、人生は結局やり直すことができなかったという事実を、強い驚きと「ある期待」を持って伝えたいのだ。 物語のように、タイムリープで人生を綺麗にやり直すには、ある種の「快適さ」を打ち捨てるだけの強い意志が必要であり、タイムリープが実行できた幸運だけでは人生をやり直すには不十分だと身を以て知ったのだ。 私の場合、入試や恋愛、大きな事件事故など、「現在」までの人生に強い後悔を残すイベントは無かった。 それでも、タイムリープの誘いに乗ったのは、既に結果を知る過去を再度歩めるのなら、そこに現れる選択肢はより良いものが選べるはずだと考えたからだった。 大多数の人間がそう考える

    人生はやり直せなかったけれど、もう一度過去へとタイムリープしたい
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    sds-page 2020/06/12
    ハルキ、リセットだ
  • 昔の香典帳を集める仕事をしている

    香典帳というのは、お葬式の時の香典を誰から何円もらったかを一冊の帳面に記したものだ。 古くは近世期のものもあるが、私の仕事場は北海道なので、近代以降の香典帳を主に集めている。 集めているのは、正確に言うと香典帳だけではない。 香典の他に、葬式で必要なものを一式記してその代金をまとめた買物帳や、お布施を払った際の布施帳なども付随することが多い。 これらが一緒になった形式の帳面もある。 どうしてこういうものを集めるのかというと、物価がよく解るからだ。 人の死というのは今も昔も絶え間なく続く。 だからそれに際しての香典や、調達物資は、物価の移り変わりの物差しとして極めて優秀なのだ。 昔は、コメが物価の指標になっていた。高度経済成長期以降、料の多様化により、コメという物差しはぐにゃぐにゃとあやふやなものになってしまった。 他の、価値があると考えられてきた指標すらそうだった。貨幣で買える貨幣も横行

    昔の香典帳を集める仕事をしている
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    sds-page 2018/02/22
    墓とか過去帳とかが無くなると何者にもなれなかった人間を記録する媒体が失われる可能性が。未来の学者さんが苦労しそう
  • [月面基地]月面に建つ東屋

    月面基地の発展に伴い、基地内の収納能力に限界を感じ始めた頃、新たな実験がスタートした。 地下に建設された月面基地の内部ではなく、月面で物資の保管を行うのだ。 核燃料や脱水汚泥などの身近に置いておきたくないものから、酸素ボンベや保存品類、各種建材などのすぐには必要ないもの等、リストには無数の品目が並んだ。 月面に物資を保管する上で考慮しなければならない問題が数点。特に大きな問題点は以下の三点である。 ・宇宙線汚染 ・数百度にわたる温度差 ・流星直撃 これらを避けるために月面基地の大半は地中に建設されているのであり、さすがに野面で月面に物品をさらすわけにはいかない。 アイデアとして、まずは半地下を掘削し、コンクリート製の屋根を渡した『バンカー』が考案された。 しかし、月面の砂質を考慮すると、掘削に手間がかかり、またコンクリートの作成にも様々な困難が発生するため計画は頓挫した。 この時点で研究

    [月面基地]月面に建つ東屋
  • 某合衆国の宇宙開発関連部局の人間が、非公式に我が国の外洋沖合に軌道エ..

    某合衆国の宇宙開発関連部局の人間が、非公式に我が国の外洋沖合に軌道エレベーターを設置したいと打診してきたのだが、予定地は来理想とされる赤道周辺から緯度が外れ過ぎていてケーブル強度と張力の関係から底部を地上に固定することが難しいため、下端が空中に浮かんだ極超音速スカイフック構造を採用する計画になっている。 軌道エレベーターは来、地上と軌道上との移動コストを縮めるためのものなのに、外洋の、しかも大気圏よりも高い位置に地上側ステーションを設置する超音速スカイフックでは経済効果が見込めず、我が国としては反対の意思を伝えたのだが、彼の国の機関は聞く耳をもたず、我が国政府の頭越しに国内の某旧財閥系企業と直接交渉を進めている。 日銀や経団連など経済界の主だった面々もはじめは反対していたのだが、某旧財閥系企業が提示したエレベーター外郭施設の建設・整備による経済効果の試算がひどく気に入ったらしく、今では

    某合衆国の宇宙開発関連部局の人間が、非公式に我が国の外洋沖合に軌道エ..
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    sds-page 2016/11/02
    スカイフックわからんからぐぐった
  • 未来のカーナビ

    最近のカーナビは高性能だ。音声対話ができるAI、ミキが積まれていて、どこに行きたいか、どんな場所を探したいか、訊いてみたらすぐに答えてくれる。GPSを使ったゲームにも連動してて、今いるところの近くにまだ行ったことのないポイントがあると教えてくれたりもする。ドライブレコーダーにも対応している。 僕はミキと会話をするのが好きで、休みの日はほとんどドライブをしている。 「ねぇミキ、この近くで美味しいレストランはないかな?」 「はい、リストアップしました。オススメはオコーネルダイニングです。ここから約1キロ先にあります」 「ありがとう、じゃあそこへ案内してくれ」 「かしこまりました」 そう言ってミキはカーナビの画面にルートを表示し、案内を始めてくれる。 ミキに勧められて行ったレストランは確かに美味しかった。口コミの評価で案内してくれたんだから、外れようがない。 そして車に戻ると、僕はまたミキに訊く

    未来のカーナビ
  • インターネットは誰が管理しているか? ほとんどの人間はこれを気にしな..

    インターネットは誰が管理しているか? ほとんどの人間はこれを気にしない。 インターネットが普及して80年ほどが経過した。無線による生体ネット接続が通用し、網膜に映して必要な情報を得ることが一般化した。 「昔の人間は、網膜の情報なくしてどのように車の運転をしていたのだろうか?」なんて話題が小学校の生活の授業で登場する。 観光地や官公庁の案内が、紙や吊るされた案内掲示板によって確認されていたという祖母の昔話に驚いた。 最近は微力な電力を提供することで、人間の動作の補助をネット経由で行なうことも多くなった。初めは介護施設で試験的に創められ、今では街を歩くときに障害物などに対応して移動の補助を行ないうるようになった。すでに老人だけでなく、生体ネットを持つ者の多くが、この動作補助アプリケーションをダウンロードして日々を送っている。視力を眼鏡で矯正した往時の人々と同様に、動作を矯正して正しい、より強い

    インターネットは誰が管理しているか? ほとんどの人間はこれを気にしな..
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