「犬は人間の最良の友」というように、私たち人間と犬は堅い絆で結ばれている。だが、もしかしたらその絆は既にオオカミがもっていたのかもしれない。 最新の研究によると、オオカミが人間に対して親しさを表現する「愛着行動」が備わっていることが明らかになった。 このことは、人間と絆を築くために必要な能力が、1万5000年前に家畜化され「犬」となる以前から、すでにオオカミに備わっていたことになる。 この研究は『Ecology and Evolution』(2022年9月20日付)に掲載された。
カナダ西部に位置するバンクーバー島の海辺を、幽霊のように歩き回る動物がいる。彼らは海沿いの苔むした森でひっそりと暮らし、人々にその姿を見せることはめったにない。2011年、英国の映画製作者バーティー・グレゴリー氏は幸運にもその動物を目撃した。海辺のオオカミたちだ。「海岸に暮らすオオカミは特別な存在です。不思議な魅力とオーラを漂わせています」 【写真】島に暮らすオオカミは泳ぎも得意 グレゴリー氏は帰国すると、ドキュメンタリーの製作を開始した。ナショナル ジオグラフィック初のYouTubeシリーズ「ワイルドライフwithバーティー・グレゴリー」として、8月3日から公開されている。 「海辺のオオカミはユニークな捕食者と言えます。この素晴らしい景色の中で狩りをしているのです」。米国メリーランド州ほどの面積を持つバンクーバー島とその西に浮かぶ島々は、太平洋岸北西部の自然を今も残す辺境の地だ。
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