3月に入り、卒業シーズン真っ盛り。この時期になると毎年話題にのぼるのが、“卒業”“桜”などをテーマにした「卒業ソング」だ。ORICON STYLEなどが実施している「卒業ソングランキング」では、荒井由実「卒業写真」、海援隊「贈る言葉」、レミオロメン「3月9日」など、幅広い世代に親しまれる名曲の数々がズラリと並ぶ。一方で、上位にランクインするのは毎年同じ楽曲ばかりで、近年、新たな定番と呼べるまでのヒットが誕生していないことがわかる。卒業ソングの新たな定番はなぜ生まれなくなったのだろうか? 【2014年の結果】好きな卒業ソングTOP10 ■音楽ヒット自体が細分化 ORICON STYLEが昨年、10代・20代を対象にアンケート調査を実施した「卒業ソングランキング」では、TOP10内中、9曲が前年もランクインした作品となった。そのうち8曲は、何と5年前の2009年にもランクイン(レミオロメン「