「Twitterはオワコン、移行先はmixi」という世界線はありうるのか:小寺信良のIT大作戦(2/2 ページ) SNS安定期における「移行」の姿 日本人のネットリテラシーを大幅に変えたのは、2011年の東日本大震災であった。それまでもYouTubeやニコニコ動画といったメディア型のコミュニティは存在していたが、編集しない「ダダ漏れ」に代表されるライブストリーミングメディアが2010年頃から人気となった。そこに東日本大震災である。ライブストリーミングメディアは、テレビや行政を信用しない人達のメディアとして成長していった。 このときに培われた動画に対する知識は、のちにコロナ禍になった際のZoom等のリモート会議に生かされることとなった。「FaceTime」でさえ普及しなかった顔出しNG文化圏の中にありながら、有事になりスマートに顔出し会議へと移行できたのは、当時の技術的、メンタル的なリテラシ