昨年の暮れあたりから、supercell、もしくはそのコンポーザーであるryoは実に精力的な活動を行っている。新ゲストボーカリストこゑだによるシングル「My Dearest」を皮切りに、「灼眼のシャナIII -Final-」「ギルティクラウン」「偽物語」など立て続けに人気アニメ作品へ主題歌を提供。そして3月7日にはsupercellとしてのニューシングル「告白 / 僕らのあしあと」をリリースする。ネットから生まれたアーティストとして不動の地位を確立しているようだが、一方でryoの活動は常に一定であることを嫌い、従来の枠を打ち壊していくような部分もある。supercellはなぜ立ち止まらずに新しい一歩を踏み出せるのだろうか。過去の活動を振り返る意味もあるという今回のシングルについて訊きながら、そのクリエイティブのあり方を探った。 取材・文 / さやわか 「アニソン」を追求したEGOISTの新