1984年6月14日から6月28日にわたって発生した熊本県三香株式会社製造の真空パックからしれんこんに起因するボツリヌス中毒は9月26日厚生省集計で,表1に示すごとく13都県市にまたがり,患者31名,死者9名に達する大事件となった。 疑いの患者を含めると6月9日にさかのぼり,2県市,患者5名,死者2名がさらに加わる。 原因食品,患者から検出された毒素および菌はすべてA型であり,1976年の東京都2名の事例に次いでA型としてはわが国で2回目である。 この事件への対応は6月24日(日曜)に宮崎県から熊本県に,熊本市の化学及血清療法研究所保有のボツリヌス治療用血清緊急輸送協力依頼があったことに始まる。翌25日には患者4名の共通喫食食品に株式会社三香製造からしれんこんがあるとの情報が入り,また,長崎県でも千葉血清に治療用血清を手配していること,同じくからしれんこんを食べているとの連絡を得て,ただち
2023-10-14 死亡事故寸前のずさんな対応 上越市立小給食アレルギー事故 被害児童PTSDで学校生活困難に ニュース 事件事故 調査隊 上越市教育委員会が今年9月に公表した市立小学校での給食アレルギー事故で、学校側の対応に問題があったことが2023年10月13日までに、複数の関係者への取材で分かった。市教委は事故後の記者会見で学校の対応に問題はなかったと説明していたが、実際の対応は発症後の児童を一人にしたり、アナフィラキシー症状を抑える「エピペン」の使用が遅れたりと、市のマニュアルに沿っておらず、専門医は「死亡事故になってもおかしくなかったほどの最低の対応だ」と厳しく批判している。被害児童は事故後PTSD(心的外傷後ストレス障害)になり、学校生活に支障をきたしている。 何が起きたのか 児童はPTSDで学校生活に支障 調布市の死亡事故契機にマニュアル策定 専門医「死なせようとしていたの
沖縄の伝統的な食品で、ピーナツが主な原料の「ジーマーミ豆腐」を食べた観光客などがアレルギー反応を起こして救急搬送されるケースが相次いでいるとして、沖縄県が注意を呼びかけています。 沖縄県などによりますと、県内を訪れた観光客などが「ジーマーミ豆腐」の主な原料がピーナツだと知らずに食べてアレルギー反応を起こし、救急搬送されるケースがこの夏から相次いでいるということです。 これを受けて県は、今月8日に沖縄観光コンベンションビューローを通じて注意喚起を行いました。 具体的には観光客向けの情報を集めたホームページ「おきなわ物語」で、ジーマーミが沖縄のことばでピーナツを指すことを紹介し、ピーナツの食物アレルギーがある人は食べないよう呼びかけています。 また、飲食店などに対しては提供する際、ピーナツが主な原料であることがわかるように表示するよう呼びかけています。 アレルギーに詳しい沖縄市の中頭病院の宮城
強制的にビーガンにさせられるかもしれません。 米国のCDC(アメリカ疾病予防管理センター)はマダニに刺されることで牛や豚など哺乳類の肉や乳製品を食べられなくなる「アルファガル症候群」が増加していることを受けて、医師たちの症例にかんする知識を調査しました。 結果、調査対象となった医師のほぼ半数がアルファガル症候群について知らず、発症した場合に適切な処置を受けられない可能性が示されました。 今回はマダニに刺されるだけでなぜ「肉類」を食べられなくなるのかを解説するとともに、治療法の有無や予防策についても紹介したいと思います。 肉好きやアスリートにとって致命的となるマダニは、いったいどこに潜んでいるのでしょうか? 発表内容の詳細は2023年7月28日にCDCのホームページにて公開されました。 Health Care Provider Knowledge Regarding Alpha-gal Sy
「ねるねるねるね」で苦い薬を克服! クラシエが「薬専用」を実際に商品化 きっかけは「医師も使っていた」:SNSで話題(1/2 ページ) 「薬を飲むときにねるねるねるねに混ぜて飲む」という方法が話題を集めている。クラシエフーズは、粉末用の薬を飲む際に使用できる「おくすりパクッとねるねる」を発売。どんな商品なのか。
クリスマスも終わり、年末そして正月が見えてきました。この時期、救急医として注意喚起したいのが「餅」です。2011年1月4日のウォール・ストリート・ジャーナルでは、「Mochi: New Year’s Silent Killer」という見出しで紹介されました。国内外で注目を浴び、啓発もなされているものの、それでも毎年多くの犠牲者を出しています。 正月に猛威を振るう餅窒息年齢とともに嚥下機能が低下して誤嚥しやすくなることはよく知られております。実際に誤嚥性肺炎も50歳を皮切りに加齢と共に増加していきます。食品の窒息事故は高齢者で多く、65歳以上の死亡者数は年間3,500名以上、80歳以上が2,500名以上とされます[1]。そして餅については、65歳以上では2018年で363人、2019年で298人と、毎年数百名の命を奪っています。餅の窒息事故の43%が1月に発生し、正月の三ヶ日に集中することも
杏林大病院割りばし死事件(きょうりんだいびょういんわりばししじけん)とは、1999年(平成11年)7月10日(土曜日)に東京都杉並区で綿菓子を食べていた男児が転倒して、喉を割り箸で深く突き刺し、その後死亡した事故[1]。単に割り箸事件とも呼ばれる[2]。その後、刑事・民事訴訟で医師の過失の有無が争われたが、いずれも医師に過失はなく男児の救命は不可能であったとの判決が下った[3][4]。 経緯[編集] 事故発生[編集] 1999年(平成11年)7月10日(土曜日)、男児が兄と一緒に教員である母親に連れられて、東京都杉並区で行われた盆踊り大会に遊びに来ていた。男児と兄は綿菓子をもらって食べていたが、母親は、兄に「(男児を)見ていてね」と伝え、チケットを手に入れるためその場を離れた[5]。男児は綿菓子の割り箸を咥えたまま走っていたところ、午後6時5分ごろ、うつぶせに転倒し、その弾みで咥えていた割
朝晩の冷え込みが強くなるとともに「しいたけ丸呑み腸閉塞」の季節になりました。 お鍋のしいたけはよく噛んで食べましょう。
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