ソフトバンクは、新卒採用のエントリーシート評価過程にIBMの人工知能(AI)「ワトソン」を導入したと5月29日に発表した。これに対しSNSなどネット上では動揺の声が上がっている。 AIがエントリーシートの記述を3段階で評価 対象は、総合職志望者用エントリーシート(入社時に30歳未満の既卒者・他企業での就業経験者も含む)にある設問2問のうち1問の記述内容。ワトソンの自然言語処理機能によって内容が認識され、項目ごとに評価が提示される。朝日新聞などによると、昨年12月以降に人事担当者がつけた約1500人分の評価を学習させており、「自身の強みを発揮したエピソード」を答える記述について3段階で評価するという。 判定の結果、合格基準を満たさなかったエントリーシートは、人事担当者があらためて確認する。また、もう1問にはワトソンは使わず、合否の最終判断は人間が決定する。 ソフトバンクは、採用にAIを活用し