上空から炎が確認された天然ガス田「樫」(中国名・天外天)の採掘現場(東シナ海の日中中間線付近で、読売機から)=源幸正倫撮影 政府が中国政府と共同開発の協議対象にしている東シナ海のガス田「樫(かし)」(中国名・天外天)で、中国が単独開発を続けていることが3日、読売機から確認された。 採掘施設には中国の国旗が掲げられ、パイプの先端から炎が常時数メートル噴き出しているのが見えている。 日本政府も同ガス田の施設から炎が見えたことを確認しており、1月31日と今月2日の2回に渡り、中国側に抗議した。日本側は、ガス田共同開発の条約締結交渉を早期に再開するよう求めている。