米国を中心に、世界中のスマートフォンユーザーを熱狂の渦に巻き込んでいるゲームアプリ「ポケモンGO」。18日時点でまだ日本での配信は始まっていない。だが、少し先の未来を暗示するような光景が16日の夕方、東京・お台場に広がっていた。 携帯バッテリーにつながれたスマートフォンをせわしなく操作しながら数十メートルの移動を繰り返す集団がそこかしこにいる。男女が入り混じり、中高生や外国人の姿も多い。覗き見ると、一様に宇宙空間のような同じ画面が映し出されていた。 聞けば、位置情報を利用したスマホ向けゲームアプリ「Ingress(イングレス)」の愛好者。米グーグル発祥のベンチャー、ナイアンティックが開発・配信しているゲームで、アプリのダウンロード数は累計1300万を超える。この日は、ナイアンティック主催の一大イベントがお台場であり、数千人のイングレスファンが集結していた。 このナイアンティックこそ、ポケモ