【すごいぞ！ニッポンのキーテク】ナッツの殻からプラスチック ＮＥＣ実用化へ (1/2ページ) - MSN産経ニュース家庭やオフィスで使うパソコンや携帯電話などのＩＴ（情報技術）機器は膨大な量にのぼるが、製造時点の環境負荷低減が重要な課題となっている。なかでも主要部材であるプラスチックについては各社とも環境負荷の低い素材開発に積極的に取り組んでおり、すでに実用化されているのが植物を主原料にした樹脂「バイオプラスチック」だ。ＮＥＣは８月、ナッツの殻という非食用の植物原料を使ったバイオプラスチックを開発し、２０１３年度までにパソコンや携帯電話への搭載を目指し、詰めの開発作業を進めている。 バイオプラスチックは、石油ではなく、植物を原料とした樹脂で、環境負荷の低減効果が期待できることから利用が進んでいる。ただ現在、量産されているのは主に家畜飼料用の穀物から生産したデンプンなどの食用植物資源を使った「ポリ乳酸」を原料としたプラスチックが一般的。ポリ乳酸の利用が進めば家畜用飼料の原料と競合する懸念があり、非食用原料
