もよもよ。 @yoppu1eg 情報セキュリティの敗北史が面白すぎる。だめだこれは寝れない、なんだこの死ぬほどワクワクする本は。まだ3章だぞ?これだこのことが私が生まれる少し前から起きてたのか??なんで、3ヶ月くらい寝かしてたの?この本?? pic.twitter.com/3vHXxg2W1h 2024-02-26 01:11:06
コンピュータサイエンスの世界でプログラマーに特に影響のある有名な書籍について、Web上で無料で読めるものがまとめてあります https://t.co/kU9FmMkXDw 現在でも変わらず読まれているものや、昔からこの業界にいるほ… https://t.co/kHEBpVdgrL
1899年、漁業調査をしていた日本の帆船が座礁し、16人の乗組員が太平洋の無人島に漂着した。彼らは十分な食糧をもっていなかったが、島にやってくるある生き物のおかげで「贅沢」とも言える食生活をおくったという。作家の椎名誠さんが解説する――。(第2回) 門外不出の『無人島に生きる十六人』 漂流記にはカテゴリーがいくつかある。江戸時代の千石船の漂流などは、当時の日本の鎖国政策が背後に冷酷に関与していて、遭難漂流の原因は類型化している。 もっとも恐ろしく世界にも例のない漂流は意外なことに日本でおきたもので『流れる海 ドキュメント・生還者』(小出康太郎著、佼成出版社)だろう。これは30年ほど前、モリ突きのダイバーがアクシデントで3日間流されてしまう、という残酷きわまりない漂流体験だ。ぼくもダイビングをやるので、その恐ろしさは具体的に想像できる。 そういういろいろな漂流記を捜しもとめていた頃、むかしの
何が問題になっているのか 今、書店には歴史学の最新成果を無視して作家などが思いつきを綴った「俗流歴史本」が溢れている。昨今では百田尚樹氏の『日本国紀』(幻冬舎)が何かと話題だが、ここ20~30年ほどで日本史学界に対して最も攻撃的だったのは作家の井沢元彦氏であろう。ただ『逆説の日本史』などの氏の一連の「歴史ノンフィクション」は、史料に基づかない想像を多く交えており、学問的な批判に堪えるものではない。 そこで私が朝日新聞に連載したコラムなどで井沢氏の著作に対して苦言を呈したところ、氏が反論してきた(『週刊ポスト』2019年3月15日号掲載、『逆説の日本史』第1218回「井沢仮説を「奇説」「歴史ファンタジー」と侮辱する歴史学者・呉座勇一氏に問う」)。 これに対し私は、『週刊ポスト』3月29日号で「井沢元彦氏の公開質問状に答える」という記事を書いた。すると井沢氏が『逆説』1221回で「「公開質問状
本稿は2017/12/19日付の「筑波のクリエイター Advent Calender」に寄せるため書かれたものです。 PDF版はこちらをどうぞ。いかにしてキャラクターを運用するかキャラクターを"プログラミング"する <キャラクタークラスの「定義」> [備考・クラスとは] プログラミングにおけるインスタンスの原型。ここでは鋳型とか、設計図と言い換えられる。キャラクター設定(クラス)とは、作者の頭の中にあるキャラクター像を言語化したものである。人物評とも言いかえられる。クラスに定義されていると思われるパラメーター(作品内を生きるキャラクターを形作ると考えられるもの)の一例を、以下に上げる。 ・過去 思い出(成功体験、トラウマ等) ・性格 外向的or内向的,野心or安定指向,ポジティブorネガティブ,etc ・能力 才能,実績 ・身体 主に外見,特に顔と身長,性的魅力 ・人間関係 友人,親兄弟(
結論を一言にすると、「イミテーションはイノベーションを加速する」。 模倣が創造を促すといえばその通りだろう。だが、世間一般の通念は違う。音楽や映像、書籍や製薬などの業界を見る限り、著作権や特許権でコピー禁止の「常識」が形作られている。クリエイターの努力が簡単にコピーしていいのなら、誰もわざわざ新しいものを創ろうとしなくなり、最終的にはその産業が壊滅してしまうという懸念が背景にある。 本書はこの「常識」に異議申し立てをするものだ。ファッション、アメフト、料理、金融、音楽といった分野に目を向け、コピーがイノベーションを促進しているだけでなく、成長の鍵となっている証拠を次々と指摘する。この事例が面白い。単なる反証ではなく、それぞれの歴史的経緯を踏まえながら、どのように折り合いをつけてきたかを解き明かす。 たとえばファッション。メジャーブランドが新作を発表すると、すぐさま模造品が出回るが、そうした
なぜ、こんなにつまらないタイトルをつけてしまったのでしょうか。『原発と政治のリアリズム』だなんて、まるでイデオロギー本にしか見えません。 実際には、福島第一原発事故当時の、大混乱の様子を詳細に伝え、実務家ならではの鋭い分析を加えた、おもしろすぎるドキュメンタリー。ぐいぐい引き込まれて、夢中で読んでしまいました。 当時の政府や東電の対応は、事故調による総括が終わった今も、多くの謎が残ります。現場で対応に当たり、福島原発4号機建屋にも足を踏み入れた馬淵代議士の視点は、とても貴重なものです。 馬淵代議士が、その実直さを遺憾なく発揮して、釣りタイトルを嫌ったのかもしれませんが、これではあまりにももったいない。 買収した企業を一から立て直す手腕を発揮した実務家 馬淵澄夫代議士は、奈良1区選出の衆議院議員で、当選4回。大逆風だった2012年総選挙でも生き残った、数少ない民主党議員です。2011年と20
アメリカのトヨタ叩きについての「もやもや」が晴れた。これは、アメリカンリスクの教科書として読まれるべきスゴ本。 そのジャイアニズムやダブスタにはちゃんと(構造的な)理由があることが分かる。なぜヒステリックな反応をしたのか、原因判明にもかかわらず、どうしてケジメをつけられないか理解できる。同時に、トヨタの大人の対応と、是々非々バランス感覚の絶妙さに唸らされる。さらに、アウディ、トヨタの次がどこであれ、どんな対応を取ればよいか教訓が得られる。 2009~2010年の「トヨタ急加速疑惑」によるトヨタバッシングは異様だった。メディアの扇情報道がオレモオレモ苦情のループを呼んでヒートアップする一方、トヨタを蹴落とす陰謀論がまことしやかに語られていた。どこまでが「事実」で、どこからが「意見」なのか日本のメディアを探しても、「グローバル経営感覚の欠如」や「トヨタの油断や驕り」など、自虐的な報道ばかり。後
宇宙開発とビジネスと民主主義(moderntimes) 宇宙開発と社会との関係を分析。 松浦晋也と鹿野 司の“読書ノート”(裳華房) 裳華房メールマガジンでの書評連載。 日経クロステック著者検索 松浦晋也 日経BPの媒体に書いた2003年以降に書いた技術的記事が読めます。全部ではありません。一部は同社のウェブ媒体リニューアルで消えたままになっています。 日経ビジネス電子版・著者ページ 2015年以降に日経ビジネス電子版に書いた記事は、ここから読むことができます。 介護生活敗戦記 2017年に連載した、認知症を発症した母80歳を自宅介護した記録です。現在連載は、NPO法人「となりのかいご」代表の川内潤さんが受け継いでいます。ここから著書「母さん、ごめん。」が生まれました。 松浦晋也の「モビリティビジョン」 2008年から2011年にかけて「Wireless Wire」で行った乗り物に関する連
タイトルで釣ろうするブログの記事くらい長くて、うんざりするような書名だが、ようするに、「ヨシダのタレ」の吉田さんが説くビジネス教訓書、書名のとおり、無一文から億万長者となりアメリカンドリームをかなえた成功物語、と思っていた。読んでみると、若干違う。いや、けっこう違うかもしれない。どっちにしても、この人は本当にすごい人なんだというのがじわじわと来る。 「イチローの次に有名な日本人」と言われる吉田潤喜なのだそうだから、あらためて紹介する必要もないのかもしれないし、ご本人のサイトでもサクセスストーリーが甘くこってりと語られている(参照)。1949年、京都に在日コリアン7人兄弟の末子として生まれ、それで差別もされた。父親はカメラマンだが稼ぎもそこそこ。母親が焼き肉屋など各種商売をして子どもたちを育てた。4歳のとき彼は、姉とふざけあってか右目に針が刺さり失明した。本人いわく「片目のチョーセン人」。そ
2014年01月12日16:30 カテゴリ書評/画評/品評SciTech 社会科学を真の科学に - 書評 - 偶然の科学 偶然の科学 Duncan J. Watts/ 青木創訳 [原著:Everything Is Obvious: *Once You Know the Answer] 出版社より献本御礼。 2012.01.26 初出 2013.01.12 文庫化につき更新。 本entryがオビに採用されております あやうく騙されるところだった。 オビと私自身の常識、いや偏見に。 「社会科学は科学とは言えない」という偏見に。 本書「偶然の科学」を、数ある「常識を疑え系」の一冊として読むことは当然可能だ。そう読んだとしても本書の元は確かにとれる。 オビより アップルの復活劇は、ジョブズが偉大だったこととは必ずしも関係がない。 VHS対ベータ戦争で敗れたのも、MDの失敗も、ソニーの戦略ミスではな
『デッド・ゾーン』スティーヴン・キング デッド・ゾーン〈上〉 (新潮文庫)5 :無名草子さん:08/11/26 19:58 ID:? キングのデッド・ゾーン上下巻 キングは映画が受け付けないから食わず嫌いしてたけど これは何気なく読んだら上の後半から止まらなくなり睡眠とらずに会社に行った 覚えがある。Amazon.co.jp で詳細を見る 『疾走』重松 清 疾走 上 (角川文庫)8 :無名草子さん:08/11/27 23:31 ID:? 重松清「疾走」 328 名前:無名草子さん :2011/02/23(水) 20:19:18.30 ざっと見て 重松清の疾走ってのが3回も書き込まれてた。 今度読んでみる。Amazon.co.jp で詳細を見る 続きを読む
感染症から世界史を説きなおしたスゴ本。 目に見えるものから過去を再現するのはたやすい。事実、書簡や道具から過去を再構成することが歴史家の仕事だった。が、この一冊でひっくり返った。「目に見えなかったが確かに存在していたもの」こそが、人類史を条件付けていたことが、この一冊で明らかになった。 著者はウィリアム・マクニール、名著「世界史」で有名だが、本書では、感染症という観点から世界史を照らす。欠けている部分は推理と計算を駆使し、見てきたかのような想像力を見せつける。それは、面白いだけでなく、状況証拠を示すことで強力な説得力を併せ持つ。 本書の結論はこうだ。 人類の出現以前から存在した感染症は、人類と同じだけ生き続けるに違いない。人類の歴史の基本的なパラメーターであり、決定要因であり続ける。 本書は、宿主である人と病原菌の間の移り変わる均衡に生じた顕著な出来事を探っていく。帝国や文明の勃興・衰亡レ
→ アップデート:〈6-September-2011版〉. 数理統計研修の受講生から,「統計学の参考図書を紹介してほしい」との依頼があったので,下記のような「お誘い本リスト」をつくってみた.“門前”から“門”までの「参道」がやや長い気がするが,そこは気の迷いや逡巡が憑いてまわる相手のために,ということでご容赦を.また,いったん“入門”してしまった後は,手法ごとにそれぞれ適切な本(中級書)がきっとあると思うが,上のリストではそこまでは考えていない.ただし,ぼくの担当している講義が「実験計画法」だったりするので,この分野については数冊選んで,リストに付けた.なお,〈R〉に関する参考書は別のリストを参照されたい. ご意見などありましたら,ご連絡ください. 門前で迷っている人のためのコミック系入門書 高橋信『マンガでわかる統計学』(2004年7月刊行,オーム社,ISBN:4274065707→版元
昨今の「維新流行」はいったい何なのだろうか。政権交代からTPP、政治家の自己アピールまで、なにかと言えば平成維新だ、平成の開国だ、奇兵隊だ龍馬だと、幕末・維新期になぞらえる。江戸時代は由らしむべし、知らしむべからずの封建的・圧政的時代であり、「鎖国」によって激動する世界史の流れにも目を瞑った時代。それを打ち破ったのが明治維新であり、近代国家日本の夜明け、日本の青春であるという、いわば「維新史観」が厳然と根を張っていているらしい。だがそれは、維新になぞらえてしまえばもうそれ以上深く考える必要もないという、思考停止の作用を働かせてはいないだろうか。維新=善であると。言うまでもなく、維新とは政権を奪取した側が権力闘争と内戦の勝利を「御一新」と呼び、やがて「維新」と呼んだに過ぎず、そもそも善と悪という基準で判断するようなことではない。歴史の流れに「以前と以後」という断層を安易に設定してしまうことに
ハッカー、マフィア、企業恐喝、そして国家をも巻き込んだ犯罪――サイバークライムの実情を扱ったノンフィクション作品「Fatal System Error」の著者であるジョセフ・メン氏に話を聞いた。 フィクションのようなノンフィクション ハッカー集団によるサイバー攻撃に国家が関与し、企業や敵対勢力を狙ってテロやスパイ活動を繰り広げる――まるで映画のような話が今まさにこの現実で行われているという。そして、状況はかなり悪そうだ。 かつてハッカーの腕試しやスクリプトキディによるいたずらが中心だったサイバー犯罪は、金銭を目的としたものからテロリズムを志向する攻撃へと高度に組織化されてきたと言われる。これを聞いて「どうせセキュリティ企業が“啓蒙”と称してユーザーの不安をあおり、自社製品をアピールするお決まりの“売り文句”でしょ」、そんなふうに考える人がいるかもしれない。しかし、そのセキュリティ企業の最高
「週刊少年ジャンプ」で連載された「ドラゴンボール」の鳥山明さんや「スラムダンク」の井上雄彦さん、「ワンピース」の尾田栄一郎さんら人気マンガ家37人のインタビューをまとめた「マンガ脳の鍛えかた」(集英社)が19日、発売された。マンガ家たちの仕事場を直撃取材するインタビュー企画で、同誌の40周年を記念して出版された。 「マンガ脳の鍛えかた」には、月1連載時の掲載分に大幅に加筆、修正し、新たなロングインタビューやアンケートも加えて、同誌が40年間に築いてきたマンガ創作技術を凝縮した内容に仕上げた。 ライターの門倉紫麻さんが行ったインタビューでは、鳥山さんが「ストーリー作りで気をつけていること」について、「とにかく誰にでもわかりやすく。あとサラリとした読み味、不必要に感動させないこと」と明かしている。尾田さんは「誰もこの部屋には入りません」という仕事部屋を初公開し、「普通のマンガの3倍のエピソード
先日、児童ポルノを法規制することについて、記事を書いた*1。私はバーチャル・ポルノの法規制に反対だ。また、子どもを性の対象にするという、欲望を禁止することもできないと考える。その前提の上で、子どもを性の対象とする人たちについて、<法規制とは別の文脈で>よく考えたいと思っている*2。 次の本が、昨年末に発刊された。 欲望のゆくえ 子どもを性の対象とする人たち 作者: 香月真理子出版社/メーカー: 朝日新聞出版発売日: 2009/11/20メディア: 単行本購入: 4人 クリック: 97回この商品を含むブログ (15件) を見る 目次は次のようになっている。 本書を書いた動機 第1章 少女への想いを文学で昇華させる会社員 第2章 幼女を性的に描く漫画家 ■同人誌の現在 ■アダルトゲームの販売男性に聞く ■児童ポルノをめぐる国会の動き 第3章 男児に加害し、相互援助グループに通う男性 ■子どもの
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