今年1月、米マサチューセッツ州サウスハドリーの公立高校に通う女子生徒が自殺したのはいじめが原因だとして、地元捜査当局は30日までに、同校の男子生徒2人と女子生徒7人をストーカー行為や人権侵害などの容疑で訴追した。男子生徒2人は未成年者強姦容疑でも訴追された。 米紙ニューヨーク・タイムズは、いじめが増える中で、訴追という厳しい措置が取られるのは異例と指摘した。 自殺したのは、昨年、両親とともにアイルランドから移住してサウスハドリー高校に在学していたフィービー・プリンスさん(15)。 検察当局や報道によると、プリンスさんは年上の男子生徒との交際をめぐり、脅迫メールや差別的な言葉を受けるようになったのを機に、数カ月にわたって執拗(しつよう)ないじめに遭った。(共同)