こんにちは。 計算原理の観点から言えば,重回帰分析を拡張したものが正準相関分析,と言えます。ただし,文系の方(私もそうですが)が重回帰分析と正準相関分析の違いを学習するのならば,どのように場面に使い分けるかを考えた方がよいでしょう。 重回帰分析 原因1 ────────┐ ↓ 原因2 ─────→ 結 果 ↑ 原因3 ────────┘ 正準相関分析 原因1 ────┐ ┌──── 結果1 ↓ ↓ 原因2 → 総合原因 → 総合結果 ← 結果2 ↑ ↑ 原因3 ────┘ └──── 結果3 ※歪んでいるので「コピー&貼り付け」MSフォント 重回帰分析は,【一つ】の結果に対して【複数の】原因候補がどのように影響を与えているかを調べる手法です(実際には,原因,結果を直接調べているわけではありませんが)。重回帰分析が「【一つ】の結果」にアプローチすることに注意し