実証実験は2種類。一つはエリア品質・通信速度の実証実験である。電測車に実験端末と測定器を搭載して走行調査を2017年1月から3月にかけて実施した。実験基地局から半径最大50kmのエリアカバー、受信時最大50Mbps、送信時最大13Mbpsの通信速度を確認した。 想定利用シーンの一つである上空からの映像伝送の実証実験を仙台市で実施した。2016年8月29日に締結した仙台市とドコモの連携協定で推進する「防災・減災」「近未来技術の実証」の取り組みの一環として、2017年6月6日に実施した。仙台市の消防ヘリコプターに同システムの実験端末を搭載し、ヘリコプターカメラからの映像伝送と救助隊員役に装着したウエアラブルカメラの現場映像を実験端末を経由して地上の複数拠点へリアルタイム伝送した。