CBWFQの意味を理解する上ために、まず、Flow-Based WFQ(FBWFQ)の弱い部分を理解しましょう。 FBWFQを多くのフローが通過するコアルータで使用すると、多くのサブキューが必要になります。(フローごとにサブキューを作るため) ルータのリソースをそれだけ消費することになります。また、「フロー数」が「作成できるサブキュー数」を超えてしまうと、 異なるフローが1つのサブキューを共有してしまいます。 (参考書籍:IP QoS完全ガイド―Ciscoネットワーク向けIP Quality of Serviceを理解するための手引き:w) 結果、このサブキューを使用している2つのフロー間はFIFOの動作をしてしまいます。 フローごとのフェアな輻輳管理が必要であればFBWFQの使用もいいのですが、フローごとのように細かな分類が不要なら、CBWFQも考慮に入れましょう。 CBWFQでは、
◆ LLQ(Low-Latency Queuing)とは LLQは、CBWFQのキューイング方式にPQのキューイング方式を追加したキューイング技術のことです。 LLQではCBWFQのように各キューの帯域幅を保証しながらも、PQのように特定トラフィックを最優先 処理させることができます。現在の企業ネットワークで最も主流なQoSのキューイング技術と言えます。 CBWFQの場合は各キューごとに最低保証帯域を定義しましたが、LLQにより追加されるPQのキューでは そのキューに格納される全てのパケットは最優先処理されて転送されることから、インターフェース上で 利用可能な帯域を絶対優先キュー(Priorityキュー)だけで使い果たさないように絶対優先キューで利用 できる帯域幅を制限できます。なお、一般的に音声関連のトラフィックをPriorityキューに格納させます。 ※ 上図は輻輳時にLLQが発動され
5. サンプルコンフィグレーション 1. 1812J-A hostname 1812J-A ! ip subnet-zero ! ip cef ! ip vrf forwarding ! ip vrf hr rd 65000:20 ! ip vrf sales rd 65000:10 ! ip vrf tech rd 65000:30 ! interface Loopback0 ip address 192.255.255.1 255.255.255.255 ! interface FastEthernet0 no ip address speed 10 full-duplex ! interface FastEthernet0.10 encapsulation dot1Q 10
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