熊本県のキャラクターで営業部長の「くまモン」が10日、部長室のある熊本市中央区の交流スペース「くまモンスクエア」に復帰した。スクエア自体は4月27日に再開していたが、主役不在のままだった。 くまモンは午後3時に登場。集まった約30人が「おかえり!」と迎えた。部長室では抱き合ったり、写真撮影をしたりして、久しぶりの交流を楽しんだ。 くまモン誕生当初からのファンという熊本市東区の井上輝美さん(46)は3月末以来の再会に涙を流し、「復興のシンボルとして活躍してほしい」。名古屋市からボランティア活動で来た宮田久代さん(57)は「会えてものすごくうれしい」と話した。県の担当者は「くまモンは『熊本を応援してくれている人にお礼したいモン』と意気込んでいる様子」と話した。 今月中は毎日午後3時と午後5時から30分ずつ在室する予定という。(小原智恵)