CNET Japan のニュースによると、「国立情報学研究所(NII)は4月9日、大学などに提供してきた学術論文データをGoogleによるクロールの対象としたことを発表した」とのことです。 確かに Google Scholar で検索してみると、日本語で日本の論文が検索できるのみならず、英語で検索しても日本語論文も出てきます。 また、原著論文だけではなく学会発表要旨などもガンガン引っかかってきます。Niiはこんなデータをためていたのですね、なんとなくビックリ。役に立つのかどうかはさておき、自分ではとても管理しきれない(記録もなければ、記憶もない)学会発表などが、このような形で検索できるのは歓迎です(笑)。 今回NIIが公開したデータは、学術論文情報を検索対象とする論文データベースサービス「CiiNii」(サイニィ)に格納されている国内の主要学術論文300万件だそうです。 もともと、国内の学
国立情報学研究所(NII)は4月9日、国内 学術論文情報300万件のデータベース「CiNii」(サイニイ)をGoogle検索エンジンのクロール対象とし、Googleと、学術情報特化型検索の「Google Scholar」から検索できるようにしたと発表した。 CiNiiは、学会誌や大学研究紀要などから学術論文情報を検索できるデータベース。これまで専用の検索画面から検索できたが、Googleによるインターネット検索にも開放することで、研究者だけでなく、一般ユーザーにも使ってもらえるようにする狙いだ。 関連記事 日本最大の電子論文アーカイブ、NIIが公開 国立情報学研究所と大学図書館が共同でSpringerとオックスフォード大出版局の電子アーカイブを導入し、公開を始めた。合計約610万の論文を電子化した国内最大のアーカイブに。 関連リンク ニュースリリース CiNii 国立情報学研究所(NII)
国立情報学研究所(NII)は3月6日、ユーザーの質問にユーザーが答えるヤフーのサービス「Yahoo!知恵袋」の質問・回答データを、研究に利用すると発表した。ヤフーからのデータセットの提供を受け、自然文検索や文章要約システムの研究などに活用する。 Yahoo!知恵袋に2004年7月~2005年10月に登録された質問約311万件・回答約1347万件から、Yahoo!IDなど個人を特定できる情報を抜いたデータセットを作成。ヤフーがNIIに無償提供する。Yahoo!知恵袋は開設時から研究目的でデータ提供する可能性を視野に入れ、その旨を規約に盛り込んでいたという。 データセットは、言語解析システムの研究基盤「NTCIR」(NII Test Collection for Information Retrieval)上で公開し、研究に生かしてもらう。例えば、質問文から検索ワードを抽出してWeb検索し、答
「研究者として、サーチエンジンに限って言えば、(最新の海外研究に)キャッチアップするのは難しいとの危機感を持っている」──。 国立情報学研究所(NII)は3月6日、ヤフーのQ&Aサービス「Yahoo!知恵袋」の研究利用に関する発表会の席で、NII教授で工学博士の大山敬三氏は、新たな研究展開の根底にある理由について、このように述べた。 NIIとヤフーはこのほど、Yahoo!知恵袋に関する研究利用契約を締結。2007年4月からNIIなどの研究コミュニティへ同データを無償提供する。情報検索や情報分析などの研究者に対し、Q&Aサービスのデータ活用を支援する目的だ。 背景にあるのは、海外と比べて国内の情報学研究が遅れているとの危機感。海外ではGoogleなどの企業が大学や研究機関にデータ提供を行い、「非常に高度な研究論文が書かれている」(大山氏)。その一方で、日本語特有の言語解析における研究や「Q&
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