*DV = 1日摂取量。FDAは、消費者が食事全体における食物およびサプリメントの栄養素含有量を比較するのに役立つようDVを設定した。最新の栄養成分表示および表2に記載のセレニウムに対するDVは成人および4歳以上の小児で55µgである[26]。FDAは、製造業者に2020年1月より最新の栄養成分表示 を使用するよう義務付けているが、年間売上1千万ドル以下の業者に関しては、2021年1月までは葉酸塩DV400µgの古い表示の継続使用を許可している[27,28]。FDAは、クロミウムを食物に添加しない限り、クロミウムの表示を義務付けていない。DVが20%以上の食物は高栄養源と考えられるが、DVのパーセンテージが低い食物でも健康的な食事と言える。 サプリメント ほとんどのマルチビタミン・ミネラルサプリメントは、だいたい35~120µgのクロミウムを含有する。一般的に200µg~500µgのクロミ
はじめに セレニウムは多くの食物中に天然に含まれる微量元素であり、他の食物に添加、あるいはサプリメントとして販売されている。人の必須栄養素であるセレニウムは、約25個のセレノプロテインがあり、生殖、甲状腺ホルモン代謝、DNA合成、酸化的傷害や感染の予防に重要な役割を果たしている [1]。 セレニウムには無機(セレニウム酸塩、亜セレニウム酸)と有機(セレノメチオニン、セレノシステイン)の2種類があり[2]、どちらもセレニウムのよい摂取源となる[3]。土壌には無機セレニウム化合物である亜セレニウム酸とセレニウム酸塩が含まれ、それらを植物が蓄積し大部分を有機セレニウム化合物であるセレノシステイン、セレノメチオニンやメチル誘導体に変換する。 セレニウムの多くは動物や人の組織でセレノメチオニンとして存在する。セレノメチオニンはセレニウムがメチオニンに非特異的に組み込まれたもので体内のタンパク質に存在
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