Windows 7には標準でネットワーク共有のキャッシュが搭載されることがわかった。PDC 2008の会場で行われたセッションや展示で明らかにしたもの。ネットワーク・プロトコルとしては“重い”と評判の悪いWindowsファイル共有のレスポンスを改善することが狙いだ。 Windowsがファイル共有のために使っているSMB(Server Message Block)/CIFS(Common Internet File System)というプロトコルは,もともとLANのような小さなネットワークを前提に設計されたもの。パソコンのローカル・ディスクに対してファイルの操作をするのとほぼ同じコマンドを,ほとんどそのままネットワーク上で実行する。一度にやりとりするデータが4Kバイトや8Kバイトと小さいブロックが基本になっているほか,認証情報などもやりとりする。このため,物理的に離れたWANのように,ネット